映画 「グラン・トリノ」 を観た

e0028123_23475288.jpg大阪出張での宿泊先に、御堂筋のアパホテルを選んだ。 ロードショウを観るために有楽町まで行きながら、混んでいて観れなかった「グラン・トリノ」。 それが思いがけずオンデマンドで観れたのが嬉しかった。

斜陽のデトロイトで隠居暮らしをしている老人コワルスキー(クリント・イーストウッド)。 フォードの自動車工であった彼が大切にしているのは、そのフォードのヴィンテージカー「グラン・トリノ」。 (グラントリノは車の名前だった!) 

朝鮮戦争での暗い経験が、彼の心を支配している様子がよく伝わってきた。 アメリカの産業の衰退と、彼自身の老齢による衰えが相まって哀愁がただよう。 その反面、隣人のモン族の姉弟との関係は人間らしく思えたし、教会の若い神父の存在もよかった。

ただ、最後の最後のシーンで、タオが譲られたグラントリノをにこやかに運転するシーンには納得がいかない。 コワルスキーがギャングと対決する前の時間帯は、夕方から夜なのに、まだ太陽の高く違和感があったのも興醒めするところだった。 クリント・イーストウッドは、監督としてディテールにもっとこだわってほしかった。
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by Hhisamoto | 2009-11-06 23:42 | ■えせ文化人(本、映画・・)
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