新宿 『ベルク』 体験 ①

e0028123_19253878.jpg人があふれ、雑然としたL字の店内。 どうしていいのか分からないでいる私に、カウンター越しの店員が「お決まりでしたらこちらからどうぞ」と招く。

もし、オーダーできてもどこで食べればいいのか、と席取りの心配が頭をよぎるが、今日はこの「ベルグ」で出されるコーヒーとハムの『味』を体感しにきたのだからと覚悟を決めてオーダーする。

ブレンドコーヒー(¥210)とマイスターミックス(¥480)、それとカウンターにあったゆでタマゴも一つ加えてもらった。 トレーを持って振り返るとたまたま(きたないオヤジの隣に)やっと座れるスペースを見つける。

確保した狭いシート席でコーヒーとハム・ゆでタマゴを味わうことに集中していると、「この席いいですか?」と席をさがして男女3人が目の前に立っている。 私がカバンを置いていた席を指していることに気づく。 自分のトレーを置くのがやっとの小さなデーブルだったため、目の前のイスには当然だれも座らないと思っていた場所だった。

「どうぞ」とうながすと女性が私に背を向けて座り、すぐに3人で話し始める。 狭い店内では、こんな相席もあるのか、と思い、カバンをどけて足元に移すと、こんどはとなりに座っていた若い新人OL風の女の子が、そのカバンはつめれば置けるので、自分の横に置くといい、と言ってスペースを作りだした。 なんともおせっかいでありがたい。

一人でグラスビールを飲んでいたかわいい女の子だったので、素直に受け入れて、私とその子の間に置かせてもらった。 思わずこれを機に話しかけてみようかと思ったが、若い子に言いよるスケベなオヤジの光景が頭をよぎり、おとなしく食べることに戻ったが、店の密度は万事、同胞意識を持たせるのに十分だった。

「密度の濃さがものごとの熟成を促す」というのは真理だと思わせる ”大阪ナニワ風” の親近感が湧く空間がベルクにはある。
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by Hhisamoto | 2010-10-03 22:38 | ■B級グルメ
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