仕事で大阪の朝日新聞社ビルにあるお客様に訪問した帰り、ふとビルテナントの表示を見るとカレー専門店 『インデアンカレー』とあるのを発見。
こんなところにもカレー専門店があるとは思っていなかったので、地下2階に下りると、なんとカレーライスをメインメニューに掲げる喫茶店もどきのお店がズラリとならんでいる。 その一番奥に『インデアンカレー』があった。 インディアンカレーが売れるのを横目に見て、カレーは売れるものと思い込み、我もとメニューに組み込んだのであろうか? もしそうであれば、推して知るべき結果があると思われるので、迷わずに『インデアンカレー』ののれんをくぐってカウンターに座った。 期待もせずに立ち寄った店のメニューは、インデアンカレーのほか、ハヤシライスやピクルス、コーラにビールなどを合せても6種類しかない。 迷わずにインデアンカレーを注文すると、たっぷりとピクルスが入った中皿が出され、追って出されたカレー。 一口食べてそのカレーの刺激的な辛さと旨さに「ただモノではない!」とカレー味覚神経が研ぎ澄まされる。 それもそのはず、後から調べるとこのインデアンカレーは、1947年の創業以来の個性的な辛さで、お客さまから「辛い辛い」と言われ続けていたとのこと。 先代がインドの先生を招いて、カレー作りを教わり、一口食べると、懐かしい甘さが舌の上に拡がり、ホッとした途端に辛さの玉が弾ける・・・ お客さまから「口ん中が火事や!」と言われながらもご愛顧いただいてきた、という老舗であった。 (知らずに失礼いたしました) このインデアンカレーはインパクトだけではなく、イメージを残していく「何か」を持っている。(だからこそ数店舗を有する繁盛店なのだが) おそらく次に私がこのビルに立ち寄った際には、またこの店に立ち寄ると思う。 ホンモノのインパクトとはそのようなものだと思う。 大阪に7店舗、芦屋に1店舗、東京の丸の内にも1店舗の計9店舗があるという。 (私は東京の店も知らなかった・・) そしてこの店のホームページで泣かせるフレーズがこれだ。 「各店で皆様にカレーをお出しする社員は、みな長い修行を経てからでないとご飯を盛り、カレーをかけることができません。 初めてお客さまにカレーをお出しする社員は例外なく緊張で手が震えると申します。 それほどに真剣に向き合って参りました私共のカレーを、ぜひ味わって頂きたいと存じます。」
by Hhisamoto
| 2010-11-29 20:57
| ■B級グルメ
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プロフィール
住み家: 東京都国分寺市
生まれ: 1959年 しし座 大切にしている言葉: 「吾、唯足るを知る」 探しているモノ: おいしいカレーライス 求めているモノ: ホンモノ、魂のある言葉 以前の記事
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