キッチンスタジオ 「ペイズリー」

スパイスの使い方を教えてくれる料理教室へ通いはじめた。

e0028123_2254070.jpgいわゆるインド料理。 いわゆる本格カレーの作り方を基本から教えてくれる料理教室だ。 香取薫さんという気取りのない美しい笑顔を見せてくれる先生は、1985年にインドのボランティアキャンプに参加して以来、渡印14回を重ねる料理研究家だ。

中央線・武蔵境駅から15分ほどのところにあるごく普通の一軒屋は、お料理教室とインド家庭料理レストランの顔を併せ持つ。
遅刻した私は、6人掛けの重厚な木製テーブルの端に座り、ビギナーズコースの第一回目の説明を途中から聞き始めた。 今回の参加者は私を含めて4名。 東北から泊りで来たという女性もいた。 女性ばかりの中に入っても気にならないのは、おじさんになってから得た数少ない利点の一つだ。 説明書きを綴じたバインダーと、小さなジプロックに詰めた14種のスパイス(クミン、カルダモン、クローブ..)を頂いた。 新鮮な香りと、手作りの愛着が伝わってきて嬉しい。 
 
大型換気装置のあるキッチンに場所を移し、基本のチキンカレー作りを通して、香取さんは食に対する自らの考え方を語ってくれた。 特に私が興味深かったのは、インド中心の世界地図を指しながら説明してくれた「地域性と歴史」に裏づけられた食べもののあり方についてだ。 北インド・カシミール地方では、なぜ肉入りの白いカレーがあるのか? 南インドでは、なぜ野菜と米を食うことになるのか? 同じ「辛さ」でも、体を冷やす辛さと、韓国料理のように温かく保つ辛さがあることも知った。 また、インド料理に限らず、東京はレベルの高い世界の食文化を堪能できる恵まれた都市であることについては、私も同感だ。 

こういう教室で「教えを受ける」というのは初めての体験だが、食のココロというのか、教える側に伝えたいメッセージがあって成り立つものだとあらためて感じた。 料理を作るテクニックを教えるだけの場では、この楽しさは味わえないはずだ。

e0028123_2402172.jpg最後に、出来上がったターメリックライスのチキンカレーと、カリフラワーのサブジ、チャイ(正しくは、チャーエと呼ぶそうだ)を、みんなでテーブルを囲んで食べた。 
あたかも、自分が作ったような図々しい錯覚に陥りながら・・・
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by Hhisamoto | 2006-01-13 11:55 | ■B級グルメ
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