「ちゃんこの霧島」の4階の窓から見下ろすと、国技館の正面横にクルマが止まり、ファンが立ち並ぶ中を力士が通用口へ向かっているらしい賑わいが見てとれた。
すでに午後の3時を回っている。 力士たちが土俵入りに間に合うように国技館入りすることを考えると、ここでくつろぎすぎたことを認識して、我々家族も国技館の正面横に向かった。 その数分後から、3人のモンゴル力士たちをまじかで見ることができ、子供たちは声をかけては手をふってもらい喜んでいた。 旭天鵬 堂々たる体躯は大物になる予想を十分にさせてくれる。 毎度通っているというとなりのおっさんに言わせると、「あんなに仕立てのいい物を着てくるのは他にいない!」 生意気だと言わんばかりだった。 すでに負け越しが決まっているためか、機嫌の悪そうな表情をしていた。 残念ながら今日の旭天鵬も、琴奨菊に寄り切られて負け。 5勝9敗となってしまった。 旭鷲山 いっしょに話しながら歩いて行く人相の悪い人だれかな? と思いきや、かってのモンゴル相撲の大横綱であり、新大関白鵬のお父さんだと、となりにいた相撲好きのおっさんが解説してくれた。 この日、白鵬は大関千代大海を余裕をもってはたきこんで勝ったが、旭鷲山は冷めた相撲で負けてしまった。 かつて、「技のデパート・モンゴル支店」と言われた頃の面影はない。 この人は、相撲より世話役としての活動が忙しいのだろうか。 安馬 4歳の末娘が「おすもうさん、バイバイ!」と声をかけると、気さくな笑顔で「バイバイ」と手を振ってくれた。 この人の父もモンゴル相撲の猛者だそうで、「お客さんを喜ばせる激しい相撲をとりたい」との言葉通り、正面からぶつかる気持ちのいい相撲を見せてくれる人気力士だ。 幕内最軽量の小兵でありながら元気な相撲を見せてくれるこの安馬は、今日豪風を寄り切って快勝した。 娘にやさしくしてくれた力士は勝つ! 力士を乗せたクルマを国技館内の駐車場まで入れてしまうことなく、ほんの数十メートルだが、ファンが立ち並ぶ沿道を、歩いて館内に向かわせてくれるので、こういった楽しい時間がすごせる。 「ファンを集めてサイン会」などの企画めいたものより、よっぽど気がきいていると思う。 相撲協会もなかなかやる。 しかし、モンゴル人はみんな時間にあくせくしない、のんびりした性格なのだろうか? 土俵入りの時間に間に合うのか心配になった。
by Hhisamoto
| 2006-05-20 23:27
| ■おやじスポーツ
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住み家: 東京都国分寺市
生まれ: 1959年 しし座 大切にしている言葉: 「吾、唯足るを知る」 探しているモノ: おいしいカレーライス 求めているモノ: ホンモノ、魂のある言葉 以前の記事
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