神戸三宮 『いっとっ亭』

私は子どもを叱ることがある。 時にかなり強く叱る。 
母親の叱る頻度に比べれば、私の叱る機会はほとんどないと言えるほどに少ないので、叱る時はきっちりと妥協なく伝えたいと思ってしまうのだろう。 娘なので手こそ上げないが、大声で怒鳴ることがある。

こういった叱るという行為は、子どもに抑止の臨界点を植えつける行為に他ならないのかなあ、と思うことがある。 いい意味でも、悪い意味でもだ。 いい意味で捉えれば、どこまでが社会的に、あるいは人間関係の上で許される範囲なのか、という常識の形成に結びつき、また、危険な領域に対しては、警戒心をもって臨む知恵となってくれればと思う。

マイナス面もあると思う。 本人がもっと高く跳べるはずだ、もっと早く走れるのではないか、と無意識のうちに高みにチャレンジできるはずだったものを、『意識をさせる』というブレーキを与えているのではないか。 親の常識的な線というものを植え付けてしまい、その近辺に近づいた時、なぜかブレーキを踏んで、スピードを落としてしまうとしたら、それも考えものだ。

子どもとの接し方は、考えはじめると限がない。 
そんなことを思いながら神戸・三宮駅を降りて、フラワーロードからアーケードのあるセンター街を探していると、目的の『いっとっ亭』が見つかった。

e0028123_015418.jpg雑誌によれば、三宮『いっとっ亭』のメニューはビーフカレー¥650のみ。 これに全力を注ぐ潔さが見えるという力強い紹介文があった。 奇をてらうことなく、ベーシックなカレーそのものがおいしくて、広く愛される味を持っていなければ、この一品勝負というものはできない。 だから、私はとても興味を引かれる。 出張でこの神戸に降り立つことがあったら、ぜひ食べてみたかった。

店内はカウンターのみ11席。 白い土壁がきれいで清潔感ある内装。 カウンターには、酢漬けのニンジン、キュウリと、らっきょ、福神漬けが、自由に食べられるように置かれている。 15種のスパイスを駆使したカレーは一刀さんという方が17年かけてたどり着いた味とのこと。 ビーフのバラ肉がしっかり活きていて美味しかった。
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by Hhisamoto | 2006-11-18 22:28 | ■B級グルメ
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