映画 『スーパーサイズ・ミー』

e0028123_2050398.jpg『スーパーサイズ・ミー』という(こんなもの誰が見るのかと思わせる)奇妙なアメリカ映画がある。

あらすじには、「一ヶ月間、すべての食事をマクドナルドのメニューで摂っていたら、体はどうなるのか? そんな疑問に、スパーロック監督が自らの肉体をもって体験し、答える超異色のドキュメンタリー」とあったが、すべてその通りのファーストフードに対する警鐘映画。

米国の食品業界では今、トランス脂肪酸(Trans Fatty Acids)を排除していこう! とブームになっているらしい。 トランス脂肪酸(TFA)と呼ばれるこの物質は、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすため、心臓病のリスクを高めることが分かっている。 日本の死因のトップは癌だが、米国の場合はメタボリックな人間が多く、死因のトップは心臓病なので、文字通りの死活問題なのだろう。

トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングを製造する際、液状の脂肪酸を固形化するために水素を添加する過程で発生する物質。 天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部シス型という立体構造を形成しているが、この水素添加したものは、トランス型という天然にない構造になるという。

e0028123_2152240.jpg米国食品医薬品局(FDA)は2004年1月から食品中のトランス脂肪酸含有量の表示を義務化しているという。 マクドナルドも全米13,000店で使っている油をトランス脂肪酸の少ないパーム油に切り替えているという。 

EU圏の国のトランス脂肪酸への対応はもっと顕著らしい。 オランダはトランス脂肪酸を含む油脂製品を全面販売禁止。 デンマークは、ある限度以上のトランス脂肪酸を含むものは販売を禁止。 フィンランドでは、トランス脂肪酸ゼロのマーガリン「ベネコール」の販売が、同国マーガリンの売上げのトップを独走しているという。

自分の食生活も見直さないといかん! と思いつつも、ずいぶんと時間が経ち、私もすでにメタボリック気味。
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by Hhisamoto | 2007-06-10 00:10 | ■えせ文化人(本、映画・・)
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