『新幹線ガール』 徳渕真利子 著

e0028123_23474844.jpg新幹線パーサーという職に従事する300人の中でトップの売上成績を持つ徳渕真利子さんという方の話し。

しかし、パーサーの業績を売上高で計るシステムがあるわけではなく、むしろ「サービスのクオリティ」を重視するがゆえに、売上目標や売上成績を課していない。 そんな職場の中で、この人はダントツの一位であり、しかも他の人の平均の3倍を売り上げた。 その結果を見せつけられて、管理者層が逆にハッとした。 「やり方によってはまだまだ売上も伸びる余地があったんだ」、と気付かされたのではないだろうか。

そして、その秘訣が「目からうろこ」ではなく、仕事に対して至ってシンプルでまっすぐな姿勢から発せられていることが分かった時、上層部は内・外部への好影響を予想することができ、嬉々としてよころび、本を出版させるまでに動いたのだろう。

そんな本なので、ビジネス書やその手の啓蒙書と思って購入するのはちょっと間違い。
もちろん「徳渕メモ」の利用や、小銭の音が聞こえた方へお客を探しにさりげなく近寄ったり、といった「営業ノウハウ」についても書かれている。 しかし、この人の基本は「心の中で会釈」する気持ちが表情や態度に表れ、それが人の3倍お金を使わせることに結びついているのだと思う。 ノウハウ本と思って手にしたオヤジくさい輩に、か~るく肩すかしをくわせる本。
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by Hhisamoto | 2007-06-27 23:46 | ■えせ文化人(本、映画・・)
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