あしたの辰吉丈一郎!

現在の辰吉丈一郎の記事を読んで驚いた。
彼はまだ現役として、バンタム級世界挑戦の機会を待ち続けて練習をしているという。

体重は、この5年間、バンタム級のリミットをきっちり2Kg下回る55.5Kgをキープ。
酒や女はおろか、夜更かしもしない生活をおくっているという。
「家庭が大切」という彼は、炊事、洗濯、掃除をすべてやるという。
収入はゼロ。 夫婦と、16歳の長男、11歳の次男の4人家族。
食事は一日一回 (おそらく家族と共に夕食をとるのだろう)。
夕方になると、決まりごとのように、ふらりとジムにトレーニングに行くという。

e0028123_092993.jpg「昔は強かったチャンピオン」などと言われながら、得意顔で大阪の夜の街で酒を飲んでいる姿を、多少なりと想像してしまった自分が恥ずかしい。 そこには、リングに上れなくても、短気を起こすような安っぽい男の姿は読み取れなかった。 ホンモノはいるもんだ。 高潔で男らしい「主夫」が。 その姿は、ストイックなどという表現はすでに通りこして、人間の生き方として光るものを感じた。

興味深いのは、朝のロードワークの話し。
「ボクサーやから朝は走る。 しかし、今の状況って、毎日練習続けるが、ものすごくつらいんですよ。 普通の人だと、健康のためとか、ダイエットとか、目的があるやないですか。 本来ボクサーは試合があるから走るわけでしょ。 ないんですよ。 僕には目標が。 試合も決まらんし」 「だったら、やめたらええ、となるけども、やめてしまうと、僕の負けになるんですよ。 何のために走ってんのやろと思って、女房に聞いたことがあって。 『念のためや』言われて。 あ、そうかぁ。 もう考えんのやーめたってね」

なんて人間らしい生きザマなんだろう、と感心する。
きっと、支える嫁さんもまた人間としてすばらしい感性をもっているのだろう。
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by Hhisamoto | 2008-06-19 22:47 | ■おやじスポーツ
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