さだやす 圭 『ああ播磨灘』

e0028123_2211297.jpgひと昔前に、けっこう気に入っていた相撲漫画、『ああ 播磨灘』(さだやす 圭)というのがあった。

やたらと強い横綱なのだが、暴言を吐いたり、礼儀を疎んじるなど、どうにも素行がよろしくない。 特に愛宕山理事長との確執があり、協会とも折り合いが悪い。 しかし、各力士はなんとかこの強い横綱に土をつけることを目指して、必死に挑むので、播磨灘の取組みは常に異様な熱気を帯びる。 悪役なのだが、その横綱が負けるのを見たがるファンで、土俵は大いに盛り上がる。 
・・・この横綱は、まさに「朝青龍」そのものだなぁ などと思いだしてしまった。

若麒麟の処分が「除名」ではなく、退職金も出る「解雇」となった。 この処分に対して世論はやたらと厳しい。 大麻に対する世間の目が、欧米の社会に比べて日本が厳しいのは非常にいいことだと思う。 しかし、若い人間の立ち直りに期待を寄せず、角界浄化のためには社会的に葬るべきだ、と言わんばかりのマスコミや、にわかコメンテーターの盛り上がりには、魔女狩り的な怖さを感じる。

正論は時に勢いがつき過ぎて怖い。
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by Hhisamoto | 2009-02-02 22:15 | ■えせ文化人(本、映画・・)
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