知らなかった 『ビッグイシュー』

e0028123_21271927.jpg地下鉄九段下で下車、九段郵便局から俎板橋(まないたばし)を渡る通勤路に、なにやら薄汚い身なりの男が雑誌を持って立っている。 

これが、イギリスで1991年に始まったホームレス自立支援プロジェクト『ビッグイシュー』の日本版であることを、私はつい最近、茂木健一郎の本で知った。 どこからか拾ってきた雑誌に値段をつけて売っているのだろう。 誰があんなものを買うか、とそれまでの私は思っていた。 そして、たまに雑誌を買う人たちを見て、不思議に思っていた。

一方的な金銭支援ではなく、寄付でもない。 働くことによる収入の道をつける自立支援プロジェクト『ビッグイシュー』は2003年から日本へも導入されているという。 知らなければ嫌悪感をも抱く自分の在り方に少なからずショックを受けた。 自分は、ホームレス救済を切実な社会問題として考えたことがあるのか? 自分がその身でないことでセーフティエリアにいるとでも思っているのではないか? 外見で人間を判断しない、などとは思い込みだけだった? 認知された社会制度がなければ人にはやさしくできないのか? ・・・自分への疑問が堰を切ったようにあふれた。
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by Hhisamoto | 2009-02-08 21:25 | ■えせ文化人(本、映画・・)
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