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驚異のボクサー「マニー・パッキャオ」

e0028123_0441871.jpgWOWOWの15日間無料体験というサービスを使って、米アーリントンで行われたWBCスーパーウエルター級王座決定戦、マニー・パッキャオ(フィリピン)対 アントニオ・マルガリート(メキシコ)の試合を見た。

5階級制覇をしているマニー・パッキャオ(フィリピン)がアントニオ・マルガリート(メキシコ)を3-0の判定で下して新王者となり、6階級制覇を達成した。 フライ級からスーパーウエルター級までを制してしまうのだから、(パウンドフォーパウンドと仮想で言わなくても)現在の実力ナンバーワン・ボクサーと言える。

もうバケモノのような強さだが、解説のジョー小泉さんが言っているように、足を使ったスピードとそのフットワークを支えるスタミナ、さらにはパンチの的確さが尋常ではない。 相手のガードのすき間を通すようにパンチをヒットさせる。 高地トレーニングを積んで試合に臨むらしいが、質の違うモノを見せられた気がした。 ノークリンチで戦うこのようなホンモノのボクシングの試合を民放で流せば、ボクシングの本質に気づく人が多く出ると思う。

また、フィリピンではすでに英雄であり、国会議員の肩書きも持っているという。 多くの人が懸念するように、フィリピンの腐敗した政治の世界に巻き込まれて、色あせてほしくない。(フィリピンの政治が腐敗しているということが世界的に周知であることにも呆れるが)

オールドボクシングファンは、フィリピンの英雄は、元世界ジュニアライト級王者フラッシュ・エロルデをおいて他にいないが、そろそろ、このマニー・パッキャオも新たなフィリピンの英雄と呼んでもいいかもしれない、と言うのだそうだ。 いったいフラッシュ・エロルデとは、どんなにすごいボクシングをして観客を魅了したのだろうか? 観てみたい思いにかられる。 そのフラッシュ・エロルデに4戦4勝した日本の金子繁治のボクシングもまた観てみたい。
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by Hhisamoto | 2010-11-14 23:27 | ■おやじスポーツ

オーストラリアのクリケット

e0028123_9222611.jpg1年半ぶりのオーストラリア出張は、1月16日から23日までとなり、ちょうどテニスのオーストラリアンオープンの最中にあたった。

オーストラリアは、英国文化7、アメリカ文化3の比率の国。 テレビのスポーツ番組では、連日クリケットの試合が流されていて、試合内容がまったく理解できない。

オーストラリアンオープンテニスには、英国のウィリアム王子がをロイヤルボックスのような特等席で観戦しに来ていた。 今大会、スイスのロジャー・フェデラーは、だれが見ても優勝すると思えるほど圧倒的な強さを見せていた。 また、ジャスティン・エナンの復帰参戦も話題になっていた。

今回の出張は、サプライヤーとの商談のためだが、仕事の日程を前倒しに終わらせてしまい、オーストラリアンオープンのテニス観戦を楽しむ密かな野望を持っていた。 結論から言うと、前倒しどころか仕事が押してしまい観戦は夢となった。 それでも、わずかな時間を使って、レンタカーをとばしてシティにあるメルボルンパークのセンターコート、ロッド・レーバー・アリーナの前まで行って雰囲気だけ味わってきた。 

先週までは、40度を超える猛暑でだったそうだが、私の行った日から極端に気象が変化。 20度を下回るという状態で、オマエはラッキーだ、とみんなから言われたが、その時点で2つ目の野望「日焼けして帰国」が夢と消えた。


e0028123_92828.jpg海岸近くで見つけたアジア系の小さなレストラン。 ひとり出張の寂しさと空腹を満たしてくれた。

ゴハンとおかずを自由に選べるのはチャイナ・スタイルだが、味付けは日本のしょうゆを使っていたり、野菜炒めには味噌をほどこすなどの工夫がされている。 さらにカレーが日本でも十分通用する美味しいビーフカレーだったことには驚き。 思わずインド料理研究家の香取先生に報告したくなった。
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by Hhisamoto | 2010-01-30 22:05 | ■おやじスポーツ

プロボクサー「木村隼人」

e0028123_22282356.jpg12月3日の深夜のドキュメンタリー番組を録画で見て驚いた。 木村隼人という日本ではなじみのない名前のボクサーが、中学卒業と同時にタイに渡り、プロボクサーとして韓国などを主戦場に闘っている様子を収めた話しだった。

日本のプロテスト受験資格は17歳であるため、15歳以上でプロの資格を得られるタイに渡り、15歳でプロデビュー。 4戦4勝3KOでタイ国内フライ級4位にランクされた。 その後、韓国に渡り、韓国チャンピオンクラスと戦いながら、韓国スーパーフライ級ランキング3位、さらには18歳5か月で日本人初の韓国国内王者となったという。

現在WBOという団体があり、木村はそのWBO世界ランキング6位に位置する。 2009年12月までの戦績は16戦15勝10KO1敗、KO率は62パーセントだという。 テレビでしゃべる木村の声はトーンが高く、女性的で線が細い印象を与えるが、海外で戦えるようなたくましい日本人選手が少ない中で、ボクシングにおける活動はグローバルであり、孤高としている。 

テニスやゴルフの試合がそうであるように、舞台がある場所であれば世界中どこへでも行って戦い、結果を競って賞金を得る。 これがプロフェッショナルだと思える。 そんなたくましい選手が現代の日本の若手に存在していたことが驚きだった。 木村選手のような感覚をもって世界を転戦している人間にとっては、「アウェー」などというひ弱な言葉は持ち合わせていないのだろう。

そして、ボクシングスタイルがいい。
リーチがあり足を使えるので、アウトボクシングに見えるが、ここ一番となると、しびれるような至近距離で思い切った打ち合いをするボクサーファイターだ。 クリンチなどのインサイドワークはまったく見せずに、頭を付け合うようにしてボクシングをする。 大言壮語もなければ、威圧するようなパフォーマンスもない。 ただ、リングに上れば、切れ味のいいスピードボクシングで相手を圧倒する。

地道に本物のボクシングをしている存在。
プロボクシングはこうでなければいけない!
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by Hhisamoto | 2009-12-15 21:20 | ■おやじスポーツ

14連敗の豊真将

e0028123_1274177.jpg平成21年5月場所、東前頭筆頭の豊真将は14戦全敗で千秋楽を迎え、西前頭五枚目の嘉風戦でようやく1勝を挙げた。 

それまで14戦全敗。 おそらく身体に何か支障をきたしていたんだろうと思われるが、この豊真将という人は説明や言い訳は一切なし。 もともと豊真将は、土俵で深々とお辞儀をする礼の良さと清々しさでファンが多いが、今回は、連敗が続くとあっさり休場してしまう力士との違いを見せた。 14日間負け続けても投げ出さずに堪える苦汁を想像できるファンも多かったのだろう。 1勝14敗で場所を終えることなったそんな豊真将に対して惜しみない拍手がおくられた。 

人の心を揺さぶるものは、いろんなところにある。
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by Hhisamoto | 2009-05-24 18:13 | ■おやじスポーツ

朝青龍のド根性をみた!

e0028123_1925651.jpg横綱総見では、まるきりいいとこなし。 
土俵外のちゃんこ屋のことの方が気に掛かるのか。
稽古不足。 土俵をなめるな!
審議委員会は引退勧告か?

マスコミだけではなく、横綱審議委員や解説の北の富士など、角界の先輩たちに至るまで、「このまま土俵に上がっても結果は見えている」と声をそろえた。
これほど徹底して敵視された横綱も珍しい。

だけどこの人は、ここからが強い。
アウェーの状況から14日まで白星を並べて全勝。

千秋楽は、全勝の朝青龍と一敗で追う白鵬との決戦。
呼吸が合わなかった朝青龍が白鵬に一気に寄り切られ、同星決戦を迎えることに。
控え室に戻った朝青龍は、悔し涙を抑えるような表情でテッポウを打つ。

この人は、追い込まれると「なにくそ魂」がグイグイと頭をもたげてくるのだろう。
優勝決定戦では、みごとに集中した相撲で朝青龍が白鵬を寄り切った。
花道を戻る朝青龍の目がうるむ。 ・・苦しかったろうなと思う。

勝利者インタビューでは、「苦境からの優勝」を語らせようとするインタビュアーの目論みをダイナミックにいなして、「戻って来ました。これからもガンバル・・」と多くを語らない姿に男らしさを感じた相撲ファンは私だけではなかったと思う。
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by Hhisamoto | 2009-01-25 18:08 | ■おやじスポーツ

ウィラポンの髪型はなんとかして欲しかったが・・

ウィラポンの髪型はなんとかして欲しかったが、レベルの高いボクシングを見せてもらった。

e0028123_2114620.jpg9月15日、タイのナパーポンと西岡利晃(帝拳)のWBCスーパーバンタム級タイトルマッチは、レベルの高い世界タイトルマッチだった。 両者とも特徴のあるすばらしい選手。 西岡もよかったが、ナパーポンのスタミナとタフネスは驚異的で、もし世界タイトルマッチが昔のように15ラウンド制だったら西岡はつかまっていたかもしれない。 ナパーポンのセコンドについていたウィラポンが、西岡の勝利をリング上で祝福していた姿も印象的だった。

WBA世界ミニマム級タイトルマッチは、チャンピオン新井田を、ニカラグアのローマン・ゴンサレスが一気に粉砕してしまう一方的な展開となった。 新井田が弱いのではなく、明らかにこのゴンサレスがスーパーなのだ! ゴンサレスのパンチは体の芯に響いてくるのではないかと思わせるような強打。 距離感とスピード、パンチの角度も完璧。 圧倒的な強さという表現が適切な選手だった。 右目がふさがった新井田を4ラウンドにレフリーが止めてしまう形で終了したが、誰しもこれ以上は無理だと納得しただろう。 

質の高いボクシングを見せてもらえて嬉しかった。
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by Hhisamoto | 2008-09-15 11:31 | ■おやじスポーツ

有明コロシアムの「東レパンパシフィック」

e0028123_116471.jpgここ数年(最近は特に)、週末のほとんどを子ども達といっしょに過ごしている。

今日は有明コロシアムで行われる日本最高の賞金総額US$1,340,000 (約1億6,000万円)の女子トーナメント「東レパンパシフィック」前哨戦(クオリファイトーナメント)を観に行った。
センターコートの雰囲気を子どもに味あわせたかったので、日本の奈良くるみ選手とハンガリーのグレタ・アルンのセンターコートでの試合を観た。 奈良選手は日本のジュニアのトップ選手だそうで、容姿やプレースタイルが似ているところからも「ポスト杉山」の呼び声があるとのこと。 残念ながら 6-3、7-6 で敗退したが、強烈なフォアハンドが印象的だった。

今日の観客はクルム伊達の試合が目当てだったようだが、小学校1年の末娘が、テニスを見るより球を打ちたいとゴネだしたので、一試合見終わったところで会場を後にした。

e0028123_3393712.jpgそれでも今日は、練習からあがってきたアナ・イバノビッチをすぐ間近で見ることができたので収穫あり! 彼女は今年、全仏オープンで優勝して世界ランキングNo.1となったセルビアの選手。

ロシアのシャラポワもいいが、このイバノビッチが美しい!
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by Hhisamoto | 2008-09-13 10:15 | ■おやじスポーツ

後楽園ホールのボクシング

e0028123_120113.jpg金子ジムからチケットがまわってきたので、後楽園ホールへ行く。

日本ウエルター級タイトルマッチであったため、観客の入りもよかったし、KOで決まる試合も数多く、盛り上がっていた。 それでも、アメリカ時代からの仲間である伊村氏と私は、オヤジまるだしの不遜な話しをしながらリングを見ていた。
今の後楽園ホールは、学生風の若い女性客も多く、照明は健康的な明るさを常に放っている。 ホールの片隅には喫煙ルームが設けられ、ルールに従い行儀よく観戦するのだ。

昔の後楽園ホールはタバコの煙りが立ち込めていた。 現在よりずっと薄暗い照明の中でスポットライトがリングに集中していたため、おのずから孤独な闘いの舞台が演出されていた。 リング上での激しい闘いはもとより、リングサイドではガラの悪いオヤジの野次が飛び、応援にきたスジ者同士が喧嘩をはじめるなどの光景があった。 男どもに混じってまれに見られる女性客といえば、人目を引く身なりとフェロモンを周囲10m四方にふりまくような女性がよくいた。 ここ後楽園ホールに足を踏み入れれば、そんな非日常的な雰囲気が期待できたのだ。 

ふたりのオヤジは、そんな不真面目なワクワク感が足りないことに気づいたのかもしれない。
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by Hhisamoto | 2008-09-09 10:19 | ■おやじスポーツ

あしたの辰吉丈一郎!

現在の辰吉丈一郎の記事を読んで驚いた。
彼はまだ現役として、バンタム級世界挑戦の機会を待ち続けて練習をしているという。

体重は、この5年間、バンタム級のリミットをきっちり2Kg下回る55.5Kgをキープ。
酒や女はおろか、夜更かしもしない生活をおくっているという。
「家庭が大切」という彼は、炊事、洗濯、掃除をすべてやるという。
収入はゼロ。 夫婦と、16歳の長男、11歳の次男の4人家族。
食事は一日一回 (おそらく家族と共に夕食をとるのだろう)。
夕方になると、決まりごとのように、ふらりとジムにトレーニングに行くという。

e0028123_092993.jpg「昔は強かったチャンピオン」などと言われながら、得意顔で大阪の夜の街で酒を飲んでいる姿を、多少なりと想像してしまった自分が恥ずかしい。 そこには、リングに上れなくても、短気を起こすような安っぽい男の姿は読み取れなかった。 ホンモノはいるもんだ。 高潔で男らしい「主夫」が。 その姿は、ストイックなどという表現はすでに通りこして、人間の生き方として光るものを感じた。

興味深いのは、朝のロードワークの話し。
「ボクサーやから朝は走る。 しかし、今の状況って、毎日練習続けるが、ものすごくつらいんですよ。 普通の人だと、健康のためとか、ダイエットとか、目的があるやないですか。 本来ボクサーは試合があるから走るわけでしょ。 ないんですよ。 僕には目標が。 試合も決まらんし」 「だったら、やめたらええ、となるけども、やめてしまうと、僕の負けになるんですよ。 何のために走ってんのやろと思って、女房に聞いたことがあって。 『念のためや』言われて。 あ、そうかぁ。 もう考えんのやーめたってね」

なんて人間らしい生きザマなんだろう、と感心する。
きっと、支える嫁さんもまた人間としてすばらしい感性をもっているのだろう。
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by Hhisamoto | 2008-06-19 22:47 | ■おやじスポーツ

ボクシング世界タイトルマッチ in 武道館

e0028123_22303456.jpgバンタム級の長谷川穂積と、スーパーフェザー級のエドウィン・バレロが観れるというので、仕事の帰りに日本武道館に寄って世界タイトルマッチを観戦した。

私としてはどちらかというとバレロが見たかった。 この手の南米の選手は一見するとあまりスピード感があるように見えないが、ところが実際はとんでもない。 射程距離に入ると、すべるように速い独特のベタ足のステップインから、重い左右のパンチを振りまわして相手をしとめるまで打ち続けるボクシングスタイルだ。 (私はノークリンチで闘うこの手のラテン系ボクシングが大好きだ) バレロに挑戦した36歳の挑戦者・嶋田雄大は、それなりにこの強打を研究し、防いでみせたが、最後はあっけなく7RTKO負け。 (レフリングがいまひとつだったのが残念)

今夜の長谷川穂積は特にキレがあった。
2RTKOだったので、相手が弱すぎるとのヤジも多くとんだが、あれだけのスピードとタイミングのボクシングの前では相手との差が大きく見えるものだと思えた。 シャープに研ぎ澄まされた薄刃のナイフのような切れ味! 海外での試合を望んで自らのモチベーションを高め、節制と努力を怠らないチャンピオンとしての姿勢は見事。
(しかし、この試合もあっさり止めたレフリングがイマイチだった)

*****
帰りの地下鉄・九段下駅は混んでいたので、いつものバー「ネバーランド」でギネスを一杯のんでから帰ることにした。 座って世界戦のパンフレットをカウンターに置くと、「観にいっていたんですか!」とマスターが声をかけてくれた。 聞けばマスターの目下の趣味はボクシング。 野口ジムで汗を流し、第一回おやじボクシングにも参戦したツワモノだと知った。

オフィスに近いお気に入りのバーでボクシング談義ができるとは思わなかった!
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by Hhisamoto | 2008-06-12 11:13 | ■おやじスポーツ