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朝青龍関のこと

朝青龍という力士は、感情や思いを挙動で表現してくれる人だと思う。

e0028123_2372690.jpg記憶にあるのは、昨年・平成17年の秋場所
千秋楽 6連覇。

朝青龍と琴欧州がともに13勝2敗で優勝決定戦を行い、14回目の優勝を飾った時だ。 朝青龍は優勝決定戦の後、土俵を下りた直後、やおら振り向き、土俵にむかって体を直角に折り、礼をした。  力士がこんな頭の下げ方をする姿など、一度も見たことがなかった。 何を思ったのだろうか? 
6連覇の記録を残せるまでに培ってくれた土俵に対しての思いではないだろうか。 
平成17年最後の九州場所、14日目 7連覇。 
地元の大応援に迎えられる大関・魁皇を寄り切って優勝。 
朝青龍は、高々と積まれた懸賞金を右手で取りながら涙した。 
どんな思いだったのだろうか? 
左手で懸賞金をつかんでいたころの面影はない。

平成18年の初場所は、12日目の白鵬戦で痛めた右腕のため、優勝できないことを悟ったが、黒星を献上しながらも最後まで場所を務めた。 言い訳の言葉はなかった。

これが横綱だと思う。
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by Hhisamoto | 2006-01-23 09:30 | ■おやじスポーツ

『天鴻餃子房』 の黒豚餃子

ものごとに達観するというが、そんなものは決して美しいことではない。

テレビで「わしは虫歯が一本もないのだ」と、したり顔で語るじいさまに、インタビュアーがその秘訣はなんですかと問う。 じいさまは、「虫歯なんぞは歯があるからできるのだ!」とモガモガ応えていた。 

達観した姿というのは、所詮は「なれの果て」であって、美しさというのは、醜さや、あやうさと表裏一体、紙一重の張り詰めた緊張感の中にこそあるものではないだろうか。 次の瞬間には、つぶれて無残な姿になる直前の状態だったりもするはずだ。 あるいは、そんな中からも、ごくわずかな輝く一瞬を見出そうと生きる人間の姿そのものが美しいのではないか、と私は思う。

e0028123_22392591.jpgそんなことを考えながら4,5分待っていると、お目当ての黒豚餃子がでてきた。 神田・神保町の交差点近くにある 『天鴻餃子房』 という餃子専門店は、パンパンに肉が詰まったダイナミックな黒豚餃子を安価で食べさせてくれる。 

適度な肉汁を感じる歯ごたえ、肉のウマみ。 B級グルメの私には満足の一品だ。 黒豚ではない普通のブタ肉を使用した餃子もメニューに置いているのは、「その差を認識して堪能せよ!」と言うことか。

そのほかで、私の記憶に残るおいしい餃子といえば、渋谷に近い淡島通りにある『東北菜館』というちっぽけな中華料理屋だ。 ここの餃子は抜群にうまい。 また、餃子だけではなくザーサイやレバニラから腸詰に至るまですべてうまかった。 しばらくぶりに、また行ってみたい。
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by Hhisamoto | 2006-01-19 23:29 | ■B級グルメ

キッチンスタジオ 「ペイズリー」

スパイスの使い方を教えてくれる料理教室へ通いはじめた。

e0028123_2254070.jpgいわゆるインド料理。 いわゆる本格カレーの作り方を基本から教えてくれる料理教室だ。 香取薫さんという気取りのない美しい笑顔を見せてくれる先生は、1985年にインドのボランティアキャンプに参加して以来、渡印14回を重ねる料理研究家だ。

中央線・武蔵境駅から15分ほどのところにあるごく普通の一軒屋は、お料理教室とインド家庭料理レストランの顔を併せ持つ。
遅刻した私は、6人掛けの重厚な木製テーブルの端に座り、ビギナーズコースの第一回目の説明を途中から聞き始めた。 今回の参加者は私を含めて4名。 東北から泊りで来たという女性もいた。 女性ばかりの中に入っても気にならないのは、おじさんになってから得た数少ない利点の一つだ。 説明書きを綴じたバインダーと、小さなジプロックに詰めた14種のスパイス(クミン、カルダモン、クローブ..)を頂いた。 新鮮な香りと、手作りの愛着が伝わってきて嬉しい。 
 
大型換気装置のあるキッチンに場所を移し、基本のチキンカレー作りを通して、香取さんは食に対する自らの考え方を語ってくれた。 特に私が興味深かったのは、インド中心の世界地図を指しながら説明してくれた「地域性と歴史」に裏づけられた食べもののあり方についてだ。 北インド・カシミール地方では、なぜ肉入りの白いカレーがあるのか? 南インドでは、なぜ野菜と米を食うことになるのか? 同じ「辛さ」でも、体を冷やす辛さと、韓国料理のように温かく保つ辛さがあることも知った。 また、インド料理に限らず、東京はレベルの高い世界の食文化を堪能できる恵まれた都市であることについては、私も同感だ。 

こういう教室で「教えを受ける」というのは初めての体験だが、食のココロというのか、教える側に伝えたいメッセージがあって成り立つものだとあらためて感じた。 料理を作るテクニックを教えるだけの場では、この楽しさは味わえないはずだ。

e0028123_2402172.jpg最後に、出来上がったターメリックライスのチキンカレーと、カリフラワーのサブジ、チャイ(正しくは、チャーエと呼ぶそうだ)を、みんなでテーブルを囲んで食べた。 
あたかも、自分が作ったような図々しい錯覚に陥りながら・・・
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by Hhisamoto | 2006-01-13 11:55 | ■B級グルメ

ブルー・オーシャン・ストラテジー

ブルー・オーシャン・ストラテジーという考え方があるそうだ。

自分たちの属するマーケットフィールドで戦い、勝ち残っていくために、人・モノ・金をどのようにつぎ込んでいくか、というのが既存のビジネスの考え方であり、そこには当然の競争原理が働く。 製品の価格と数量は反比例し、質とコストはトレードオフとなる市場原理と戦い、さらに競合する企業間ではシェアの取り合いにしのぎを削る。 そのような従来の戦いをレッド・オーシャン(赤い海)での戦いと位置付ける。

それに対して、ブルー・オーシャン(青い海)での戦いとは、既存の商品やサービスを進化させ、新規市場を創造するというもの。 そして明確な特徴は、競争をしないですむビジネスフレームを構築していくための戦略なのだそうだ。 

e0028123_1511713.jpg日本でも「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する」という本が出版されているそうだが、私はまだ読んでいない。 この本の存在は「QB HOUSE」という今や駅のホームにまであるコンビニ床屋のポスターで知った。

すでに300店舗あると言われ、右肩あがりの成長を続ける「QB HOUSE」のビジネスコンセプトによれば、「あつかっているのは時間」だそうで、従来の床屋のサービスに対する考えなどはまったくない。 このあたりが日本でのブルー・オーシャン戦略実例として取り上げられているらしい。

どんなに飽和状態のような社会にみえても、状況を打開するビジネスモデルは常にある。 旧態依然とした業種でも、新たな付加価値を身につけて社会のニーズに応えるべく再登場するケースもある。 徹底して突き詰めれば十分に使える戦略になるような気がする。 語呂の良さでかたづけたくはない。
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by Hhisamoto | 2006-01-08 20:02 | ■えせ文化人(本、映画・・)