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今年のサッカードイツワールドカップ

結婚して映像から遠ざかっていた西田ひかるを、最近テレビでよく見かける。

今までに、お腹のせり出しはじめた妊婦になってから、あえてテレビに出演してくるタレントがいただろうか。 妊娠してから数ヶ月後の安定する時期、半年足らずの短い期間を使ってまでテレビに登場するには、それなりに意味のあるプロモーションがあることを感じる。

芸能人の存在と一般人が接近している感覚を持てる昨今、さらにもう一歩視聴者に近づいて、正統派タレントの妊婦姿を、さわやかな人間らしいキャラクターとして表現する試みなのだろう。 時代を感じさせる面白いメディアの工夫だと思う。

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今年のサッカードイツワールドカップは、まもなく16強が出揃い、決勝トーナメントが近づいてきたところだ。 サッカーは好きだが、日本代表に対する思い入れに欠ける私は、「日本は順当に負けている」と冷徹な目で見てしまう。

e0028123_317930.jpgクロアチア戦の前半22分、危機一髪のPKをみごとに止めたGKの川口が、なんでもない味方からのバックパスをなんと後逸して、コーナーキックのピンチにしてしまった。 

野球で、針の穴を通すようなコントロールを持つピッチャーが、なんでもないピッチャーゴロをファーストのはるか頭上へ悪送球するミスをおかすことが、ごくまれにある。 徹底的に身体に覚えこませたバッターを討ち取るための投球から、緩慢なゴロの対処への切り替えがとっさに利かないのだ。

GKの川口は、ワールドカップの大舞台の張り詰めた緊張感の中で、自らの運動能力を最大限に発揮できる感覚にもってきているはずだ。 試合に臨んでは、どんな難しい球にも対処するために、自分の能力のレンジを思いっきり高いところに設定していると思う。 あの後逸は、そんな状態の中で、彼が設定していなかったレンジに、思いがけずボールが来てしまったことによるものだったと思う。

川口だけでなく、日本チームはみんな各自の能力を最大限に引っ張り上げて頑張っていると思う。 しかし、それだけにプレーのレンジに厚みや拡張性は残っていない。 それに対して、何世代にも渡ってサッカーに馴染んでいて、選べるスポーツの数も限られ、子供の頃からボールを追ってきた南米のサッカー選手には、プレーに懐の深さがある。 積み上げられた強かさを感じる。 私はワールドカップという国際試合のそんなところに目がいってしまう。

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また、サッカーをテレビで見ていると、テレビ特有の過剰な効果・演出が多すぎて、見ていて「しらけ」をさそわれることがある。 ゴールシーンに歓喜する選手の姿はいいが、アナウンサー自身が興奮して騒ぎたて過ぎると、見ている者から興奮を奪う。

どういうわけかオヤジ文句が多くなってしまうが、妊婦のタレントをキャラクターにする創意工夫ができるテレビは、このキラーコンテンツに対して、もっと昇華されたスポーツ番組にプロモートする能力があると思う。
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by Hhisamoto | 2006-06-22 11:00 | ■おやじスポーツ

JR中野駅南口の立ち食いソバ屋

久住昌之原作、谷口ジロー作画 『孤独のグルメ』 という漫画がある。

e0028123_21471410.jpg井の頭五郎という、やたらとよく食う男が主人公で、何の変哲もない定食屋やラーメン屋でひたすら食う話しだが、なにか哀愁を帯びて読めるのは、食へのこだわりか、あるいは主人公のキャラクターのせいなのだろうか。 

個人貿易商を営んでいるらしい主人公・井の頭五郎は、そこかしこに「普通ではない何か」を感じさせるところを持っている。 昔、なにか一流スポーツ選手だったのかと思わせるような体つきや身のこなし。 人と群れずに、ちょっとしたハードボイルドな感もあり、かつ普通の生活感も持ち合わせている。 しかし、その辺の設定については何も言及されずに、ただ一度に2・3人前を注文して、ひたすら目を輝かせながら食う男に描かれている。
不思議な漫画だ。 (私は好きだが)

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e0028123_2202796.jpg常磐線を使うことになり、久しぶりにJR上野駅のコンコースに立つと、だいぶ以前に見た頃に比べ、かなり品川駅化していることに気づく。 北茨城からの出張帰りで腹がへっていた私は、「店揚げ かき揚げ そば」 の文字に目を奪われる。 2台の券売機の前には列ができていて、店内もにぎわっている(文字通りの)行列のできる立ち食いそば屋の様子だ。 

何の疑いも抱かずに店に入って、かき揚げソバ(¥380)を食った純真無垢な私は、なんとも期待はずれの目にあう。 ( くやしい・・ )


つゆ(×) 麺(×) そして、かき揚げも何てことはない。 
調理場を覗けばトレーに山積みになった「揚げモノ」たちが、大量に出番を待っていた。 たしかに、店の調理場で揚げているとは云っているが、揚げたてとは云われていない。 「店揚げ」というキャッチフレーズから、つゆをはじきかえすようにシャキッっと揚がったかき揚げを勝手に想像したのは私だ。

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あなどるなかれ、B級グルメの私は、立ち食いそばの美味しい店もちゃんとチェックしている。 JR中野駅 南口交番横の立ち食いそば屋は、 店:きたない 味:うまい 店主:ぶあいそおやじ 値段:安い 券売機:なし と、いった立ち食いそば屋の黄金律を満たしている。 ちなみに私がべとつくカウンターでいつも食べるのは、月見ソバ¥280だ。
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by Hhisamoto | 2006-06-18 15:13 | ■B級グルメ

神田淡路町 『藪蕎麦』

若い頃の話しになった時、
「なぜ、ボクシングをやっていたの?」と、聞かれることがある。
人によっては、「なに不自由なく、裕福な環境で育ったのに」
と言わんばかりに聞く人さえいる。

そんな時、私は思う。

おまえの10代は、そんなにも満たされていたのか?
何かを渇望してやまなかった私のこころが想像もできないくらい
満たされていたというのか?
おまえは、そんなにも素直で伸びやかな青春をすごしたというのか?

ひねくれた根性があたまをもたげてきそうになりながら
私が思い浮かべる歌は、中島みゆきの「ファイト!」だ。

  ♪
   がきのくせにとほほを打たれ
   少年たちの目が歳をとる
   くやしさを握りしめたこぶしの中、つめが突き刺さる

   私ほんとうは目撃したんです。
   昨日電車の駅、階段で
   転がり落ちた子供と、つきとばした女の薄笑い
   私、驚いてしまって、助けもせず、叫びもしなかった
   ただ怖くて、にげました。
   私の敵は私です。

   ファイト!
   闘う君のうたを、闘わない奴らが笑うだろ
   冷たい水の中を、ふるえながら登っていけ ♪

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e0028123_14472992.jpg淡路町の藪蕎麦でせいろを2枚頼んだ。

帳場の女将さんが「せ・い・ろ~」と店にこだまする声を発する。 この「唄」を聴くのを楽しみにくるお客さんも多いのではないだろうか。

池波正太郎も愛して通ったというこの店は、味はそこそこだが、なんともいえない老舗の雰囲気がある。
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by Hhisamoto | 2006-06-15 01:33 | ■B級グルメ

柳瀬の空から

その昔、(男だった頃の)美川憲一が唄っていた
「あァ~柳瀬の、よるに泣いている~♪」
柳瀬ブルースなんてのがあったナー。 (しみじみと)

出張先、名鉄岐阜駅からタクシーに乗り込む。
こう言ってはなんだが、運転手はハンドルより盆栽が似合いそうなじっちゃんだ。
タクシー乗り場からスタートするやいなや、サイドブレーキを解除し忘れていてエンスト。
走っていても速度とギヤが合っていないので、ガタガタ、ゴーゴーと音を発している。

化石みたいで珍しいじっちゃんだな、と思って話しかけてみる。
「柳瀬っていうのはどの辺のことなの?」
すると、思いのほか雄弁に語りだした。

「あそこに高島屋がみえるだろう。 あの界隈が柳瀬だ!
昔はえらいにぎわってた街だったけど、今はだみだ。」

すっかりさびれてしまったという。
ネオンきらめく柳瀬の街を歩けば、肩がふれあわずに歩くことはできないほどの人の波で、夜だけでなく昼間も活気に満ちあふれていたという。 露天商が道の脇をかためるので、商店街ともめごとが絶えないほどに商売も息づかいが荒かったというが、じっちゃんの話しによると、国体が岐阜で開かれることになったあたりから、警察のいじめが厳しくなったそうだ。

岐阜はもともと、名古屋と肩を並べる人口30万の堂々たる都市だった。 それが、名古屋は人口200万の都市になり、岐阜が40万都市に成り下がったのは、市政がなんもせんかったからだ、というじっちゃんの数字を使った解説には、十分な説得力があった。
(ホントかどうか知らんが)

ギヤがうまく入らずに、ゴトゴトとせわしない操作を繰り返しているが、
おそらくこのじっちゃんも、昔は華やいだ柳瀬の夜をいい顔で流していたんだろう。
弁が立ち、憎めないこの手の人柄には男も女も寄ってきたはずだ。

頑張れじっちゃん!
オレもそのうち、昔を語るじっちゃんみたいな男になるョ。
だけど、つり銭まちがえるなよ。 (わざとか?)

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e0028123_21223573.jpg駅弁は、「列車がゆれていてこそおいしい」。
駅で列車が止まったりしたら、食べるのを中断して発車を待つ人さえいる。 と書いていたのは、東海林さだおさんだ。 

歌手の森山良子さんは、新幹線では必ず「深川弁当」を食べるそうだ。

私はあいにく特筆するような「駅弁」にまだ出会っていない。 いつかきっと・・
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by Hhisamoto | 2006-06-06 20:46 | ■B級グルメ

国分とらやの『栗黒丸』

もう20年も前になるだろうか?
私は単身渡米して、カリフォルニアでコンピュータのソフトウェアビジネスに従事していたことがある。 といっても、当時アメリカ進出が盛んだった日本企業の現地法人のシステムサポートをすることしかできず、純粋な米国企業の壁の高さに圧倒された記憶がある。

その当時、お世話になったコジマさんという、当時日本企業の現地責任者だった方に、つい最近、ひょんなことから再会して、昔ばなしでひとしきり盛り上がった。

当時、日本から来た人たちはみんなゴルフをやった。
日本から比べれば圧倒的に安いプレー費が魅力らしく、みんな仲良くクラブを振った。 私の場合は、大手建機メーカーの社長が日本に帰国する際に、ドライバーセットを譲ってくださったことが契機で、へたなゴルフを始めることになった。 「猫も杓子も・・」という形容は合うが、由緒あるアメリカのカントリークラブの場には決して合わない私のような若造までみんなゴルファーだった。 しかし、日本でのゴルフ経験もなくアメリカで働いていた私としては、日本から来るビジネスマンたちが、どうしてあそこまでゴルフに一生懸命になれるのか理解できない部分があった。

当時の青かった私としては、まだ日本が十分に恋しく、日本女性の温かみをあらためて認識したり、アメリカには絶対になかった甘さ控えめの日本のおいしいお菓子や、カレーパンなどの何気ない食べ物にあこがれたことを覚えている。

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e0028123_22292257.jpgイトーヨーカドーでも買えるおいしい和菓子がコレ。
国分とらやの『栗黒丸』

洋菓子を思わせるような上品な甘さと栗のおいしさが見事にマッチしている。 黒砂糖が使われているが、バランスのとれた使われ方をしているせいか、くせがなく風味の良さだけが口に広がる。 

ネット通販では8個入りで¥1,050とあった。
ちょっとしたお使い物にしても喜んでもらえると思う。
ごく身近で「見つけたゾ!」という感覚だ。

国分とらや 本店 
鹿児島県霧島市国分中央1-7-54
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by Hhisamoto | 2006-06-04 19:29 | ■B級グルメ

神田小川町「ガネーシャ ガル」のベジタブルカレー

このところ、日本企業の株価が乱高下。 金利上昇の気配が見えるなどして、不動産市場に影響を与えているためか、不動産業種の株価も上昇している。

私の現在保有している株式の多くが化学関連銘柄であり、難しい局面にあるようだ。 総体的な景気の安定感が株価にも好影響をもたらしているが、いまの私には、株の利益は貴重なおこずかいとなるので、アンテナを高くしておかなければ..

そんなことを考えながらも、私はおいしいカレーを求めて街をさまようことも忘れていない。


e0028123_1504054.jpg神田界隈はカレー激戦区と言われているらしいが、仕事場から近い私にはあまりピンときていなかった。

もっと気合を入れておいしいお店を見つけたい、と思っていたところへ、仕事仲間の福田氏が、「ガネーシャ ガルというおいしいカレー屋ができましたヨ」と教えてくれた。

日本で店を開いているインドカレーの味が、みんな同じように感じていた私だが、ここのカレーはかなりいけていると思う。



e0028123_1505768.jpgそれにしても、日本のインドカレーの写真を撮ると、必ずこのようにどでかい「ナン」とペアになる。

インド料理研究家の香取さんから教わった話しによると、インドでナンを食べているのは、ほんとにごくわずかな地域だけであり、インドの常食は「チャパティ」という全粒粉を使った直径15・6センチの薄焼きパンだそうだ。

なぜ、日本のインドカレー屋は「チャパティ」を出さずに「ナン」を出すのだろうか。
ナンで?
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by Hhisamoto | 2006-06-03 23:01 | ■B級グルメ

老舗まつやの「カレー南蛮」

「闘う気持ち」が、「癒し」以上にココロを支えてくれることがある。

仕事の疲れやストレスを解消するために、リラックスする空間を求めたり、ボーとする時間を作るヒーリングの話しをよく耳にするが、はたして本当に効果的なのだろうか。

私には、自分の気持ちをシャンと立て直す方法がもう一つある。
『逆ギレ』によるセルフコントロールだ。

いったい何がひっからまってゴチャゴチャしてるんだ。
せこいこと言わずに、全部まとめてオレが決着つけてやる!
すべてオレが責任もってかたづけてやる。
ととこん、けりがつくまで、徹底的にやってやろうじゃないか!
どこまでも、だれよりも・・・
とばかりに、ひそかに心の中で、熱く前向きにキレるのである。

闘う気持ちは、へたな癒しよりよっぽど自分のココロを立て直してくれる。
闘争心は時に効果的なパワーをもたらす。


e0028123_1482661.jpg神田淡路町の老舗蕎麦屋「まつや」でひとり、そんなことを考えながらカレー南蛮を待つ。

昼どきから、日本酒の一合徳利をちびりちびりやる姿が粋に見える老舗で、あえてカレー南蛮そばに挑戦してみた。 やわらかい鶏肉も、カレーつゆもとてもうまい。 うどんとちがって、そばだからカレーつゆがはねて服をよごす心配はほとんどない。 ハフハフしながらいっきに平らげた。

「熱いですから注意してください」と、白衣を着た給仕のねえさんが置いてくれたそば湯をたっぷりと入れて、カレースープを飲む。 カレー南蛮にそば湯は初めての体験だったが、わるくない。 もし、冬の寒い時期だったら、身体の芯からあったまって、もっとおいしく感じられるような気がした。
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by Hhisamoto | 2006-06-03 14:06 | ■B級グルメ