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いま欧米で流行の脱『トランス脂肪酸』とは

e0028123_217876.jpg米国の食品業界では今、トランス脂肪酸(Trans Fatty Acids)を排除していこう! と一大ブームとなっているらしい。 

トランス脂肪酸(TFA)と呼ばれるこの物質は、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすため、心臓病のリスクを高めることが分かっている。
日本の死因のトップは癌だが、米国の場合はメタボリックな人間が多く、死因のトップは心臓病なので、文字通りの死活問題なのだろう。

トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングを製造する際、液状の不飽和脂肪酸を固形化するために水素を添加することによって飽和脂肪酸に変化させる過程で発生する物質。 天然に存在する脂肪酸は、ほぼ全部シス型という立体構造を形成しているが、この水素添加したものは、トランス型という天然にない構造になるという。

米国は2002年7月、食品医薬品局(FDA)などからの要請により、医学学会(Institute of Medicine)はトランス脂肪酸の摂取に関するレポートを発表した。 レポートは、トランス脂肪酸は悪玉コレステロールを増加させることから、心臓病のリスクが高まるとしている。 これを受けて、FDAは2004年1月から食品中のトランス脂肪酸含有量の表示を義務化しているという。

たとえば、米国のマクドナルドは2003年2月までに全米13,000店での使用の油脂をトランス脂肪酸の少ないものに代えると発表した。 パーム油に切り替えるのだそうだ。(ほんとかな?)

アメリカ以外のトランス脂肪酸に対する対応としては、オランダがトランス脂肪酸を含む油脂製品を販売禁止を予定。 デンマークは、ある限度以上のトランス脂肪酸を含むものは販売禁止。 フィンランドでは、トランス脂肪酸ゼロのマーガリン「ベネコール」(商品名)が、同国マーガリンの売上げのトップを独走している。、とのこと。
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by Hhisamoto | 2007-05-29 20:52 | ■B級グルメ

新横綱 『白鵬』

e0028123_2383885.jpg平成19年五月場所、横綱・朝青龍は、12日目千代大海に押し出され、続いて魁皇、琴欧洲、白鵬にころころと投げられて10勝5敗。 信じられない光景。 一方の白鵬は全勝優勝。 今日の横綱審議委員会にて、満場一致で横綱に推薦と報じられた。
面白いことに、取組みの内容、品格、満場一致で文句なし、と言われながらも、今後の指導については、委員会から宮城野部屋に注文がついた。 北の湖理事長は、白鵬の指導を宮城野部屋付きの熊ケ谷親方(元前頭・竹葉山)に当たらせなさい、というのだ。

宮城野部屋には、親方が二人いる。
白鵬を見いだし、今も指導しているのは熊ケ谷親方という部屋付の親方らしい。 宮城野親方というのは、元十両・金親という人で、実はこの人が週刊誌で八百長報道されている張本人だという。

7年前、6人のモンゴル人と共に来日したが、身体が小さいため、白鵬だけがどこの部屋からもお呼びが掛からなかったところを、モンゴルの先輩旭鷲山が見かねて、宮城野部屋のこの熊ケ谷親方(当時の宮城野親方)に受け入れを申し込んでくれたという。

もし、白鵬の父親がモンゴル相撲の大横綱であることを告げられていても、各部屋の親方は見向きもしなかったのだろうか? ひとは化けるし、その化け方は見当もつかないから面白い。
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by Hhisamoto | 2007-05-28 23:05 | ■おやじスポーツ

花村萬月 『たびを』

e0028123_2040051.jpg人気作家・花村萬月の小説をはじめて読んだ。 7cmくらいある分厚い本(ちょうど1000頁)だったので、ソファーで読みながら眠くなるとよく枕にして寝た。 持ち歩いたり、通勤電車では読めない本だった。

19歳の浪人生・虹児が、憧れの元同級生モモの死を契機に、オートバイを駆って日本一周の旅に出る。 そのひと夏の旅先で出会う人々との関係が虹児を大人にしていく話しだが、オートバイが「改造スーパーカブ」だったり、やたらと「イイおんな」と出会い関係していくところは、つい羨望をもって読んでしまう。 (おそらく主人公と同じ世代の読者はもっとはまるのではないかと思う)

京都、九州、北海道など、旅先の紀行として描かれていた部分は、作者自身の目線そのものであるはずなので、とても面白かった。 たとえば京都の街並の描写など、紀行文として興味深く読める話しが豊富にある。 河井寛次郎記念館の展示物 『楽在具中』 の意味について、花村萬月は、主人公・虹児を通じて言っている 「<楽在具中>の具は、道具の具ではないかと考えた。 そうであると判断すれば、楽は具の中に在るという意味がすんなりと理解できる。 単純だ。 楽しみは道具の中に在る。 芸術ですよとハッタリをかます特殊な代物の中にではなく、身のまわりに美がある。 そういうことだろう。 陶芸家・河井寛次郎は、美しいものとは見る人の主体性の問題なんだよって言ってるんだな」・・。

自身の考え方がなければ小説として書くことはできない。
女性に対する見方や考え方も花村萬月という人が出ていて面白かった。
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by Hhisamoto | 2007-05-19 20:37 | ■えせ文化人(本、映画・・)

いまさら 『フラガール』

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このゴールデンウィークは風邪をひいてしまって、伯父の告別式のほかは外出もせずに家に居ることになった。 たまに発熱するのも意味があるはず、と開き直って引きこもっていた時に、唯一観たDVDが今さらの『フラガール』。

この映画の前半、常磐の炭鉱町で逼迫した生活をしながらも、若い女たちが夢を描いて未知の世界に足を踏み入れようと勇気をふりしぼってダンスを始める姿がある。

なぜかそれを見て思い浮かべたのは、自らの置かれている閉塞した境遇から這い上がるためにリングに上がった戦後のボクサーの話しだ。 おそらく、私の親の年代のボクサーたちは『フラガール』の女性たちと同じように、物質的にも精神的にもハングリーそのものだったにちがいない。 そして、何かで表現したくてうずうずした気分が幾重にも蓄積されていたと思う。 そんな彼ら彼女らがプロとして金になる場が与えられるなら、これ以上のものはないと思える部分があったのではないだろうか。 私にはフラガールと戦後のボクサーの姿が重なった。

若手の蒼井優、先生役の松雪保子はもちろんよかったが、豊川悦司の渋い存在感にも目がいった。
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by Hhisamoto | 2007-05-06 20:07 | ■えせ文化人(本、映画・・)

『ドライカレー』 by フクイのカレー

e0028123_11224420.jpgひき肉を使わずに、とり手羽元を圧力鍋による独特な仕上げ方で調理し、さらにタマネギ、にんじん、セロリ、しいたけなどの数種の野菜と煮込んでアレンジされたドライカレー。

お鍋で温めたて戻したドライカレーの中に、ごはんを入れて混ぜるのが正しい食べ方とのこと。

私の場合はそれを大きな皿へ山盛りにしてガバガバと食う。 これだけ手の込んだドライカレーだが、せっかちな私が食べればほんの数分。 (申しわけない!)


e0028123_1123290.jpg特徴ある食感を味わえるのは、ドライカレーながらクミンシードが効いているためだろうか。 また豊富な野菜のためか、まろやかで角のない味なので、何かを添えてみたくなる。

福神漬けではあまりにも芸がないし、とりあえず冷蔵庫にあるもので彩りを添えて遊んでみた写真がこれ。 そのままで十分に美味しいので、必ずしもこんな食べ方をお勧めするわけではありません。 あしからず!




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  注:「フクイのカレー」とは
  愛知県豊橋のカレーシェフ・福井英史氏が作る至極のカレー。 
  現在、電話による通販でしか入手することができません。

  (紹介されているサイト

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 ソースカレー  400g×2袋 (4人分) ¥1,155
 ハヤシソース 400g×2袋 (4人分) ¥1,155
 黒ゴマカレー 400g×2袋 (4人分) ¥1,155
 ポークカレー辛口 400g×2袋 (4人分) ¥1,155

 【新作セット】 ¥1,575
   ドライカレー  400g×1袋
   ポークカレー  400g×1袋
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by Hhisamoto | 2007-05-04 11:21 | ●『フクイのカレー』

銃について

e0028123_9373367.jpg32名が死亡するというバージニア工科大学で起きた銃撃事件。 その有り様は全米の危機感を煽るほどにショッキングで凄惨だった。 しかし、アメリカの銃に対する考え方は、日本の考え方とは大きく異なっていると私は思う。

私がアメリカに滞在した80年代後半にも、いくつかの事件が身近で起こり、「身を守るための銃」について考えさせられたことがあった。

自分の身を守るために銃を所持すべきか? という仮定の問いかけに対して、アメリカに長く滞在する友人が、「銃を持ったら、同時に人を撃つ覚悟を持ちなさい」と教えてくれた。 「銃を構えて撃たなければ、あなたが撃たれるのだから」とも。 つまり、銃を持っていれば脅かしになるだろう、などという考えは甘いのだ。 撃つ気がないのなら持つべきではない。 撃つ気がないのに銃を持つことほど、自分が危険にさらされることはない、と教えられた。 逆説を使って強く戒めてくださったこの言葉が今も私の記憶にある。

今回の大学乱射事件で、銃規制論議より「銃の所持が最大の防御策」とする主張が強い。 銃で防げたと残念がる。 これがアメリカだ。
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by Hhisamoto | 2007-05-01 21:52 | My room