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クリスピー・クリーム・ドーナツ

e0028123_2039447.jpgオーストラリアからの客人をアテンドして、有楽町イトシアへ行った。

実は、私自身が話題の「イトシア」へ出かけるのは初めてで、何があるのかと思えば「マルイ」じゃないか、と拍子抜けする思いだったが、日本が初めてだというオーストラリアから来た客人の女性は、ファッションに敏感に反応した様子で、服をたっぷり買い込んでいた。

私が興味を引いたのは、むしろ地階にあった「カレー屋名店会」や「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の異常な行列だった。

できればドーナツを買ってきてほしい、と仕事仲間に言われてきたので、あわよくば買おうと思っていた。 30人ほどが並んでいるので列の最後尾を探すと、なんと列は一旦中断してから、さらに地下鉄方面へ抜ける場外に長々と列があり、その中間に1時間20分待ちの立て札が立っているのを見て唖然。 何人もの警備員が整列に務めているドーナツとは、いったいどんなものかと思ってしまった。 

クリスピー・クリーム・ドーナツは、1937年にノースカロライナ州で誕生し、現在13カ国、約400店舗を展開しているドーナツショップだ。 日本1号店の新宿サザンテラス店に続き、10月12日に待望の2号店が、有楽町イトシア内にオープンし、こちらも連日にぎわいを見せている。 (日経トレンディネット)

聞けば「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、オーストラリアにも店があるそうで、彼女は食べたことがあるそうだが「味は特別なものではない」とサラリと言っていた。 

この人気のドーナツの歴史は何と1933年に遡るそうで、いくつもの創業やレシピの逸話が残されているそうだ。 特別な味の違いはないにしても、ほんの少しの創意工夫が大きな評判の違いに結びつくことはあり得るということだろう。  『たかがドーナツ、されどドーナツ!』 ということか。

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by Hhisamoto | 2007-11-25 20:39 | ■B級グルメ

ミシュランガイド 東京 2008

e0028123_1812543.jpgミシュランガイド東京が20日ついに発売された。

20日の夜、行きつけのカレー屋さん「すぷーん」に行くと、本屋の開店と同時に購入したという噂の真っ赤なガイドブックが一冊置かれていた。(昼すぎには売り切れていたという。) 手にとってガイドブックを開くと、案外と一般的なランキング本のようにも思えた。 (いまさら特別な作り方もできないのだろう。)

気になったのは、私の先輩にあたる野崎さんの店「分とく山」(日本料理)が載っているかだったが、みごと一つ星を得ていた。 星の数だけではなく、快適な店を表わすスプーンもあったのが嬉しくなって、仲間にすぐさま電話連絡した。

この評価を行うのはミシュランの専任調査員(社員)であるという。 この羨ましいような役目を果たしているのは、東京に常駐する調査員5 名(ヨーロッパ人3 名、日本人2 名)と他国から加わっている数名の調査員らしい。

  三つ星  そのために旅行する価値がある卓越した料理
  二つ星  遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
  一つ星  そのカテゴリーで特に美味しい料理

そもそも、このミシュランガイドが始まったパリでは無料で配布されていたそうだ。 クルマ文化の黎明期だったので、「ドライブする」という概念がなかった。 そこで、まずクルマを利用してもらう習慣を促進する意味で作られたドライブガイドだ。 だから、星の数ごとに走行距離との位置付けがあるのが面白い。

今回の東京では、「三つ星」には8軒、「二つ星」には25軒、「一つ星」には117軒が選ばれた。 これで現在、21 ヶ国を対象とした18 冊のミシュランガイドが発行されていて、三つ星は68軒、二つ星は178 軒、一つ星は1,372 軒、あるという。

星の評価は、料理の質、調理法と味付けの完成度、シェフとスタッフの「個性」、年間を通じて顧客に提供される料理全体の一貫性、価格と質のバランスの5 つの点で評価するという。 特に『年間を通じて顧客に提供される料理全体の一貫性』というのは、流行を追うのではなく、地道な努力を継続する能力が試されているようで重要だと思えた。 

価値判断もグローバル化される感覚が、世界を身近に感じさせるようで楽しい。
だけど、自分の行く店の良し悪しは、最後はやっぱり自分の味覚と価値観で判断する。
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by Hhisamoto | 2007-11-21 18:07 | ■B級グルメ

Lawry's ザ・プライムリブ 東京

e0028123_2155039.jpgオーストラリア・CW社の代表バーニーが来た。

バーニーは魚介類をいっさい口にしない完璧な肉食派なので、今回の会食の店には赤坂のローリーズ・ザ・プライムリブを選んだ。 バーニーのCW社は17ヶ国に拠点を持っているため、彼は世界中を歴訪している。 当然、本場カリフォルニアにあるローリーズの店にも行ったことがあるそうで、そのローリーズが東京にもあることを知り、えらく喜んでくれた。

ローリーズはパフォーマンスのきいたサービスをする店だ。 店内は、地階とは思えないほどの広さがあり、アメリカンアールデコ調にまとめられた装飾や、背もたれの大きなイスで統一されている。 ウエイトレスがテーブルサイドまでやってきて、目の前で大きなボウルを氷の上で回しながらドレッシングをふりかけて、しっかり冷えたシャキシャキのシーザースサラダを作ってくれるところからはじまる。 

メインの肉は、銀のドーム型ワゴンで運ばれてきて、その場で注文を聞き、その場でカットして皿に盛られてサーブされる。 これがデカイ! (記憶ではロサンゼルスのラシェネガの店で食べたプライムリブはもっとデカいと思った) ボリュームだけでなくこのプライムリブというアメリカンスタイルのリブステーキは最高に美味しい。 ただ大きくて固いのがアメリカのビーフステーキだと思ったら大間違いの時代錯誤。 ステーキにも調理法はいくつも種類があり、このプライムリブは文句なく美味いのだ。 

e0028123_22543416.jpgまた、プライムリブに添えられている、クリームド・スピナッチ(ほうれん草)が私は大好きで、ポパイになった勢いで食べられる。 マッシュポテトも特製ソースと絶妙な相性で最高に美味しい。 ヨークシャプディングというパイ生地のようなパンもいっしょに食べれば、なお美味しい。 そして、プライムリブはホースラディッシュ(わさびクリーム)をたっぷりと付けて食べる。 私は、アメリカの料理といわれれば、このローリーズのプライムリブをぜひ勧めたい!

ブランデーや珍しい酒のボトルもワゴンで運ばれてきて、ラテン系のウエイターがテンポよく説明して勧めてくれる。 デザートもクレーム ブリュレやアップルパイなどから選べる。
単純だけど、アメリカンスタイルは楽しい!
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by Hhisamoto | 2007-11-20 21:47 | ■B級グルメ

信州・滋野にて塩ラーメンを食う 

大宮から長野新幹線・あさまに乗り、軽井沢駅へ着くまでに45分ほどしかかからなかった。 今や軽井沢は手軽に往復することのできるリゾート地となったことをあらためて実感する。 大型ショッピングモールが立ち並んだり、温泉やオーベルジュを模した高級フレンチレストランが林立するのも分かる気がする・・・!。 

私はというと、その軽井沢を通過して上田駅へ。 さらに、「しなの鉄道」というローカル線に乗って滋野という駅で降りた。 今日の仕事でめざす会社が、この山の中にあるのだ。 このような地にも大きな工場を建て、製品の生産、国内出荷さらには海外数カ国への輸出を行い、株式公開も果たしている。 日本人の仕事力に素直に感心!

e0028123_13544897.jpg~木枯らしにたなびく「塩ラーメン」のノボリ~
帰り道、滋野駅前にあった博物館級のラーメン屋さんがこれ。 (ほかに食事ができる建物が見当たらないので、迷わずに入った)

漫画週刊誌を横にどけて、7・8席あるカウンターのすみの席に座る。 現地の方々と肩をならべると、奥の間からの赤ん坊の泣く声が聞こえてくる。 おかみさん一人でオーダーをとってから作り始めるので、塩ラーメンが出てくるまでに30分ほど待たされたが、麺もシコシコで文句なくおいしい塩ラーメンだった!
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ブログ(日記)を書く余裕がなくなるということは、物事を俯瞰的に見る余裕がなくなることだとすれば、決してよいことではないが、それ以外に意識が集中することが最近多かった。

つきなみだが、やはり家族のこと、親兄弟・親族のことは、自分にとって最も大切なことだ。 いつ、何が起きても男らしく立ち向かう覚悟を心に秘めて、幸せな時間に感謝して生活していきたい。
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by Hhisamoto | 2007-11-16 22:17 | ■B級グルメ

フランス『美味の職人たち』 宇田川悟

e0028123_22161156.jpgフランス文化の現在が生々しく感じられる本。

1998年の著書なので若干時間は経っているが、けして色あせを感じさせないほど鋭い切れ味の文章となるのは、著者・宇田川悟さんが日本人としての意識を人一倍強くもってをフランスに在住しているからではないだろうか。 

宇田川悟さんといえば、フランス食文化についての造詣が主な彼のフィールドだが、そこかしこに出てくる彼の細かい所見も興味深い。 
例えば、「フォアグラこそ農家の心意気」という章で、フォアグラ農家をたずねて村道を進んでいる時のくだりだ。 
道に迷うことなど不思議なくらい、フランスの道路状況の良さにはいつも感心させられるという。 どんな地方のいかなる小さな村道を走っても、道路が完全舗装されていて、各種標識が見えやすく明快で実に爽快だという。 (そして、著者が考えるその理由がおもしろい) 中央でも地方でも、都会でも田舎でも、政治家だろうが公務員だろうが、トップも下も自分でハンドルを握って運転するからだという。 行政に携わる彼らは道路状況が悪ければすぐに改善しようとする。 自分で運転し、自分の目で道路を把握するというリアリズムが、フランスにはある。 どこかの国のように、位人臣をきわめた人間が、公私ともに車のバックシートにふんぞり返っていると、道路も標識も永久に整備されないというのである。

クリスタルガラスのバカラについての記述も興味深い。
ロレーヌ地方のバカラ村で作られるこのガラス工芸がなぜ発達したのか。 もちろん、ガラスづくりに不可欠な素材である燃料用の森林木材、珪素を多く含んだ砂、苛性カリをつくるためのの灰になる羊歯が豊富だったことなどがあるが、それ以上に、創業以来工場従業員の福利厚生にたゆまぬ力を注いできたという。 「福利厚生」という、手工業を支える平凡で不可欠な努力に着目していることがおもしろい。 高度な進展を支えるものは、案外このような目立たない労力にあるのかもしれない。

その他、フランスパンと総称される「バゲット」の品質低下になげく話し。 日本やアメリカを含む諸外国の人間が感じるフランス人の高慢さや接客などのサービスの質の低さの話し。 トリュフの近年収穫事情など、現在のフランスが人間味をもって語られている。
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by Hhisamoto | 2007-11-04 22:15 | ■えせ文化人(本、映画・・)