<   2008年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧

飯能 『ムーミンの屋敷』

e0028123_23294391.jpg入間川の流れる飯能市には、「あけぼの こどもの森公園」というところがあり、その中に、私ら親子お気に入りの『ムーミンの屋敷』がある。

所用で飯能に出かけると必ずこの公園に立ち寄り、ムーミン屋敷に入り込む。 天然切り出しを思わせるずっしりと重そうな木材が柱に使われ、呼吸するような漆くいの壁土におおわれている。 素朴で闊達な金属工芸や機能する暖炉の暖かさもいい。 すべてに手の込んだ三階建てのその仕様に驚かされる。

e0028123_23301053.jpgこども達はこの中で、かくれんぼうなどの素朴な遊びに夢中になる。 小さなこども達には、隠れる場所を十分に連想させる何かがあるらしい。 ここは無邪気な遊び方に興じさせてくれる空気に満ちている。 こども達も、DSで遊ぶ姿がまったく似合わない場所であることが分かっているかのようだ。
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by Hhisamoto | 2008-01-26 23:34 | My room

国立 『更科甚吾郎』

e0028123_23555857.jpgとにかく寒かった。
自転車で地元・国立の集まりに参加した帰り道、そば屋の甚吾郎の看板に吸い寄せられるように店に入った。 いつも見る渋い店造りの中は、期待通りの年代モノ。 迷わず日本酒の熱燗をつけてもらい、手酌でグビリ! 冷えきったからだに染み入るような一杯、最高!

環境問題を考えて行き着いたのは、私の好きな作家・山本一力の『自転車操業』という言葉の解釈。 立ち止まったら倒れてしまう、非常に不安定で悪い状態を意味する表現として使われているが、人は自転車操業の精神を忘れてはいけない、と書いていた。 

日々を働いて生きる。 今日も生きて働く。 その繰り返しが人間らしい暮らしなんだ、という。 それ以上でもなければ以下でもない。 立って半畳、寝て一畳。 あまり利口になりすぎて、楽をしようとするとろくなことがないのかもしれないなぁ、などと熱燗に温まりながら考えた。
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by Hhisamoto | 2008-01-20 23:54 | ■B級グルメ

フクイカレー2008

e0028123_21454542.jpg豊橋のカレーシェフ・福井英史氏入魂の一品がコレ!
鶏肉、牛肉、豚肉を圧力鍋で煮込んでベースを作ったという「フクイカレー2008」。

昨年のカレーより辛さを抑え、バランスのとれたまろやかさが出されていると思う。 同封のチラシにある『昨日つくったカレーより、今日のカレーをそれ以上に美味しくします』という言葉通り、今年のカレーは数段うまい。 プロの料理人にもお客さまが多いという理由がわかる気がした。

また、チラシには「A customer in the 2nd floor seat, importantly.」のフレーズがある。
これは、白井義男が日本人初の世界チャンピオンになった時、リングサイドの著名人と挨拶する白井を見て、育ての親であるカーン博士が言った言葉。  「君がまず挨拶すべき人たちは2階席にいる。 それは招待された著名人ではなく、なけなしのお金をはたいてでも君の試合を見に来てくれた人たちだよ」 という意味がこめられていることを、白井は瞬時に理解したという。


  「フクイのカレー」とは
  愛知県豊橋のカレーシェフ・福井英史氏が作る至極のカレー。 
  現在、電話(0532-61-4269)による通販でしか入手することができません。

  (紹介されているサイト

e0028123_11313429.jpg ポークカレー辛口   400g×2袋 (4食分) ¥1,155
 ハヤシソース     400g×2袋 (4食分) ¥1,260
 トマトと味噌のカレー 400g×2袋 (4食分) ¥1,365

 野菜カレー       400g×2袋 (4食分) ¥1,365
 ポークカレー2008  400g×2袋 (4食分) ¥1,365
 フクイのカレー2008 400g×2袋 (4食分) ¥1,470

 おまかせ  ¥4,200
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by Hhisamoto | 2008-01-11 21:04 | ●『フクイのカレー』

山中湖のコテージにてエコ気分を

e0028123_21283419.jpg新しいコンセプトで昨年8月にオープンしたばかりの「PICA山中湖ヴィレッジ」というコテージに一泊した。

新しいコンセプトとは、オーストラリア・タスマニア大学の教諭だったビル・モリソンとゼミの学生だったデヴィッド・ホルムグレンが体系化した、持続可能な生活システムをつくり出すためのデザイン体系「パーマカルチャー」 permaculture 【パーマネント(permanent:永久の)とアグリカルチャー(agriculture:農業)という言葉を掛け合わせた造語】、同時に「永続的な文化」という意味も表すというもの。 http://yamanakako.pica-village.jp/p/concept.html

e0028123_2283657.jpgコテージにはテーマがあるということなので、手作り凧キット・こま・かるた・湯たんぽ・ゆず湯キットがあるという「日本の冬遊び」というコテージを選んでみた。

夜7時すぎからの天体観測ワークショップにも参加した。 しんしんと冷え込む夜に天を見上げて身体の芯まで冷えきった状態でカシオペア座の説明まで聞いた。 部屋に戻ると、子ども達はゆず湯に飛び込んみ、私は昔ながらのこたつにもぐりこんだ。

センターハウスには、工藤夕貴も使っているというペレットストーブがあった。


e0028123_21554619.jpgエコといえば、京都議定書の目標達成期間である5年間が今年から始った。 CO2をはじめ、対象となる6種類のガスを先進諸国で5.2%削減しようじゃないかというものだが、すでに厳しい状況が予想されている。 それでも、人間自身が自らの限界を認めて、共存のための道を模索しようとする行動には高い意志が感じられて、とても敬虔だと思える。

シンプルでいて本当においしかった夕食のこだわりコースや朝食を食べながら、そんなことを考えた。
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by Hhisamoto | 2008-01-05 21:24 | My room

ミヒャエル・エンデの 『モモ』

e0028123_2339044.jpg私にとっては、現代の地球環境問題も、人間の精神についても分かりやすく表現してくれている驚きの一冊だった。

たまたま手にしたこの岩波少年文庫は、裏面に「小学5・6年以上」とあったが、児童文学とか寓話とかいう範疇に納まらない奥深か~い話しだと思う。 

人間性も、人の命というものも、この物語では『時間』という概念でとらえている。(実際にそうだと思う) この豊かな時間を人間生活から奪いにきた灰色の男たちがいる。 そして、文明社会の進展と共に人の心を奪っていく灰色の男たちと対峙するのが、年齢も素性も分からない浮浪児の少女「モモ」だ。

文明の進歩と便利な世の中が人間を豊かにする、と信じて歩む人間は多くの犠牲を払ってきた。 自然を破壊してでも得るべきものを追求してきたのが人間であるし、CO2を削減しなければ地球が危ういことに気づいたのも人間。 人間が生きるということには総量があり、所詮はトレードオフということなのだろう。 

この物語の最後に「作者のみじかいあとがき」という不思議な章がある。
作者のミヒャエル・エンデは汽車で旅をしている時、年齢もさっぱり分からない奇妙な乗客と同じ車室に乗り合せ、その男から長い汽車旅行の間にこの物語を聞いたという。 そして男は、「過去に起こった話しのように話しましたが、将来起こることとして話してもよかった。 どちらでもそう大きな違いはありません」と言ったそうだ。

この本にめぐり合ったからには、「忙しい」とか、「時間がないから」、などという言葉は今後使うわけにはいかない。
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by Hhisamoto | 2008-01-03 23:37 | ■えせ文化人(本、映画・・)