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100万人のキャンドルナイト

e0028123_2247570.jpg辻信一さんの『スロー』メッセージに感化され、その存在を知ってから今年で2年目の100万人のキャンドルナイト。

今年のホームページはこんな暖かいデザインになっていた。
私の中では、経済・消費・物質中心の時代に終わりを告げて、こころの充足感、日常の等身大の幸せを大切にする気持ちを再認識する時間だと思っている。

今年の5月、10年間連れ添った愛車「サターン」を引退させた。
アメリカが好きだった私が日本で買い求めたGM車サターン。 日本で3000台しか走っていないレアもの感覚を楽しませてくれた。 はじめてのチャイルドシートをつけて走ったのもこのクルマ。 それから10年、5人の家族を乗せて走ってくれたこのクルマ。 エンジン音は大きく、決して快適なクルマではなかった。 キーも入っていないのに、突然クラクションが鳴り出した。 大雨の日にワイパーは止まるし、電気系統のトラブルにはずい分と泣かされた。 楽しい思い出が満載のサターンよ、ありがとう!

昨年、会員制大型ホールセール『コストコ』のメンバーズカードを捨てた。
アメリカらしいダイナミックで雑多なモノ文化がこのコストコによく表われていた。 ばかでかいショッピングカートに子どもを乗せて、倉庫のような売り場を駆けめぐり、食いきれないほどの肉のかたまりと飲み物や遊び道具を買い込む。 帰り際には、とんでもなくでかいピザとホットドックにクラムチャウダーを買って家族でほおばる。 たいした味ではないけれど、家族でバーベキューする感覚にも似た楽しいひと時だった。
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by Hhisamoto | 2008-06-22 22:41 | My room

あしたの辰吉丈一郎!

現在の辰吉丈一郎の記事を読んで驚いた。
彼はまだ現役として、バンタム級世界挑戦の機会を待ち続けて練習をしているという。

体重は、この5年間、バンタム級のリミットをきっちり2Kg下回る55.5Kgをキープ。
酒や女はおろか、夜更かしもしない生活をおくっているという。
「家庭が大切」という彼は、炊事、洗濯、掃除をすべてやるという。
収入はゼロ。 夫婦と、16歳の長男、11歳の次男の4人家族。
食事は一日一回 (おそらく家族と共に夕食をとるのだろう)。
夕方になると、決まりごとのように、ふらりとジムにトレーニングに行くという。

e0028123_092993.jpg「昔は強かったチャンピオン」などと言われながら、得意顔で大阪の夜の街で酒を飲んでいる姿を、多少なりと想像してしまった自分が恥ずかしい。 そこには、リングに上れなくても、短気を起こすような安っぽい男の姿は読み取れなかった。 ホンモノはいるもんだ。 高潔で男らしい「主夫」が。 その姿は、ストイックなどという表現はすでに通りこして、人間の生き方として光るものを感じた。

興味深いのは、朝のロードワークの話し。
「ボクサーやから朝は走る。 しかし、今の状況って、毎日練習続けるが、ものすごくつらいんですよ。 普通の人だと、健康のためとか、ダイエットとか、目的があるやないですか。 本来ボクサーは試合があるから走るわけでしょ。 ないんですよ。 僕には目標が。 試合も決まらんし」 「だったら、やめたらええ、となるけども、やめてしまうと、僕の負けになるんですよ。 何のために走ってんのやろと思って、女房に聞いたことがあって。 『念のためや』言われて。 あ、そうかぁ。 もう考えんのやーめたってね」

なんて人間らしい生きザマなんだろう、と感心する。
きっと、支える嫁さんもまた人間としてすばらしい感性をもっているのだろう。
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by Hhisamoto | 2008-06-19 22:47 | ■おやじスポーツ

ボクシング世界タイトルマッチ in 武道館

e0028123_22303456.jpgバンタム級の長谷川穂積と、スーパーフェザー級のエドウィン・バレロが観れるというので、仕事の帰りに日本武道館に寄って世界タイトルマッチを観戦した。

私としてはどちらかというとバレロが見たかった。 この手の南米の選手は一見するとあまりスピード感があるように見えないが、ところが実際はとんでもない。 射程距離に入ると、すべるように速い独特のベタ足のステップインから、重い左右のパンチを振りまわして相手をしとめるまで打ち続けるボクシングスタイルだ。 (私はノークリンチで闘うこの手のラテン系ボクシングが大好きだ) バレロに挑戦した36歳の挑戦者・嶋田雄大は、それなりにこの強打を研究し、防いでみせたが、最後はあっけなく7RTKO負け。 (レフリングがいまひとつだったのが残念)

今夜の長谷川穂積は特にキレがあった。
2RTKOだったので、相手が弱すぎるとのヤジも多くとんだが、あれだけのスピードとタイミングのボクシングの前では相手との差が大きく見えるものだと思えた。 シャープに研ぎ澄まされた薄刃のナイフのような切れ味! 海外での試合を望んで自らのモチベーションを高め、節制と努力を怠らないチャンピオンとしての姿勢は見事。
(しかし、この試合もあっさり止めたレフリングがイマイチだった)

*****
帰りの地下鉄・九段下駅は混んでいたので、いつものバー「ネバーランド」でギネスを一杯のんでから帰ることにした。 座って世界戦のパンフレットをカウンターに置くと、「観にいっていたんですか!」とマスターが声をかけてくれた。 聞けばマスターの目下の趣味はボクシング。 野口ジムで汗を流し、第一回おやじボクシングにも参戦したツワモノだと知った。

オフィスに近いお気に入りのバーでボクシング談義ができるとは思わなかった!
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by Hhisamoto | 2008-06-12 11:13 | ■おやじスポーツ

「生き方の原則 - 魂は売らない」 H.D.ソロー

水泳のジャパン・オープンで、スピード社製レーザーレーサーの水着を着た選手が日本新記録を5つも出した。 こうなると日本に限らず、選手たちは北京オリンピックで、何を着て試合に臨むかが当然問題となる。

解決策はひとつ。 オリンピック出場選手は全員「裸」で泳げばよいのだ。 オリンピック委員会が裸で泳ぐことを規定してしまえばいいのだ。 「水着が泳ぐのではない、選手が泳ぐのだ」と言うのなら、全員裸になればこれ以上の公平はないのではなかろうか。

環境問題の原因である現代の行き過ぎた生産競争が取り沙汰されている昨今、原点回帰を図るべく古代ギリシャオリンピックのように裸で競技すればよいのだ。 こんなことを言うと「それじゃあ、テレビ放映できない」とかいう意見が当たり前のように出る。 なぜかテレビを中心に(=経済中心に)物事が考えられるのだ。 ・・・ものごと、何を基準に考えるかだけだ。  

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e0028123_815429.jpg自分の気に入った仕事に心ゆくまで専心している人が非常に少なく、ほんの少しのお金や名声に目がくらんで、本来の仕事を捨ててしまう人が多いことを嘆いていたソロー。

ヘンリー・デイヴィッド・ソローは19世紀前半期の人なので、すでに1.5世紀を経過しているが、経済中心に心を奪われる社会形態は存在していたようだ。 ひとが群れ、社会が形成される時、必ずといってよいほど経済が社会構造を侵食し、人々の心のあり方をも支配してしまう歴史が常にあるらしい。 

ソローが生計を立てるために行っていた仕事は、学校教師、家庭教師、測量士、庭師、農民、ペンキ屋、大工、石工、日雇い労働者、鉛筆製造業、作家、詩人、など多岐にわたったらしいが、一貫した人間の自由を実践する生き方とその思想が、インドのマハトマ・ガンディーや、アメリカのキング牧師、ケネディーらに影響を与えるほどの力を持っていたことに今さらながら驚きを覚える。 不動の真理が存在するようで心がときめく!
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by Hhisamoto | 2008-06-08 08:17 | ■えせ文化人(本、映画・・)

メルボルンの朝飯

受難は、成田発メルボルン直行ナイトフライトのカンタス便から始まった。

久しぶりにひとりでのオーストラリア出張。 10時間でメルボルン空港に到着するはずだったが、メルボルン周辺の濃霧により、急きょアデレード空港に仮着陸。 そこで給油を済ませて目的地のメルボルン空港に着くのに、さらに8時間を要した。 飛行機の中で18時間を過ごしたのは初めてだった。

当然、その日のスケジュールはすべて白紙となり、帰りのチケットの延期変更をしようとカンタス空港のカウンターで粘って交渉するも、適当な日程がすでに埋まっていて変更がきかなかった。 さらにレンタカーを運転するのも日が沈んでからとなり、宿泊地の「Load Lodge (ロードロッジ)」に到着するまでに暗闇の中で道を間違えながら数時間の苦闘をした。

e0028123_22373613.jpg到着したロードロッジのジャッキーさんとは3年ぶりの再会。 競走馬を何頭も育てる厩舎のおかみさんでもある。 すでに濃霧で飛行機の到着が遅れたことは察しがついていたようで、ねぎらいながら招き入れてくれた。 中世の洋館のようなたたずまいに3~4室ほどを貸室にしていて、アールデコ調の部屋とそれにマッチした調度品の数々。 現地のパートナー企業の方に無事着いたことを連絡したあと、シャワーを浴びると、天蓋のついたベッドで落ちるように寝た。 

e0028123_21583836.jpg翌朝はたっぷりのフルーツから始まるジャッキーさん自慢の朝食。 めずらしいフルーツや、フレッシュジュース、ベーコンエッグ、トースト、シリアルなどが空腹を満たしてくれた。 一気に健康的な生活へ軌道修正したような気になれた。 
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by Hhisamoto | 2008-06-04 21:50 | ■B級グルメ

NHKドラマ『トップセールス』の夏川結衣

e0028123_23174512.jpgきれいなお姉さん、夏川結衣のことは知っていたけれど、大人の美しさ・涙・哀愁 ・・・、このドラマでは最高にいい表情をしていると思えた。

話しは、(私にも記憶のある)昭和50年代の高度成長期後半から始まる。 まだ男性中心の企業構造が当たり前の風潮の中、懸命に働ける場所を求めて、自動車セールスの世界に入る。 そして「女に車が売れるはずがない」という常識を覆してトップセールスマンに成長する。
やがて舞台は、バブルの時代とそのバブルがはじける80年代後半と90年代に入る。

ちょうど86年から91年までの5年間をアメリカで過した私にとっては、このバブル期の日本の状況が分かっているようで、実はよくわからない時代だ。 日本からアメリカに来るビジネスマンがやたらと羽振りが良かったり、ラスベガスでの異様な散財ぶりなどは、どう考えても普通じゃないと思えるかたわら、「自分はこのアメリカの片田舎で何をあくせく働いているんだろう」と取り残される感覚があった。 そのせいか当時の日本を舞台にしているこのドラマが楽しめた。

エンディングに流れる平原綾香の主題歌も時代の情感とマッチしてよかった。
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by Hhisamoto | 2008-06-01 21:44 | ■えせ文化人(本、映画・・)