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映画 「グラン・トリノ」 を観た

e0028123_23475288.jpg大阪出張での宿泊先に、御堂筋のアパホテルを選んだ。 ロードショウを観るために有楽町まで行きながら、混んでいて観れなかった「グラン・トリノ」。 それが思いがけずオンデマンドで観れたのが嬉しかった。

斜陽のデトロイトで隠居暮らしをしている老人コワルスキー(クリント・イーストウッド)。 フォードの自動車工であった彼が大切にしているのは、そのフォードのヴィンテージカー「グラン・トリノ」。 (グラントリノは車の名前だった!) 

朝鮮戦争での暗い経験が、彼の心を支配している様子がよく伝わってきた。 アメリカの産業の衰退と、彼自身の老齢による衰えが相まって哀愁がただよう。 その反面、隣人のモン族の姉弟との関係は人間らしく思えたし、教会の若い神父の存在もよかった。

ただ、最後の最後のシーンで、タオが譲られたグラントリノをにこやかに運転するシーンには納得がいかない。 コワルスキーがギャングと対決する前の時間帯は、夕方から夜なのに、まだ太陽の高く違和感があったのも興醒めするところだった。 クリント・イーストウッドは、監督としてディテールにもっとこだわってほしかった。
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by Hhisamoto | 2009-11-06 23:42 | ■えせ文化人(本、映画・・)

映画 『あの日、欲望の大地で』

e0028123_139852.jpg東急Bunkamuraのル・シネマで観た映画。 存在そのものがセクシーなこの女優が、主演のシャーリーズ・セロン。

セロンが演じるシルビアは、洒落た海辺のレストランでやり手の女マネージャーとして働いているが、私生活ではセックスに溺れ、自傷行為を続けている女性。 その自傷行為の理由が母親から始まる深い過去にある、という話し。


e0028123_12585474.jpg人間が罪の意識を持ってしまった場合、その溝を埋めるために自分を傷つける行為に走ることがよく理解できるストーリーだ。 

愛していた自分の母親を死に至らしめた10代の彼女が、ライターの火で自分の手首を焼くシーンがある。 自分にライターの火をかざしながら、「こんなものは熱くない」と醒めた表情を崩さない場面が印象的だった。 人間というのは「心」の部分のウエイトが大きい動物だとあらためて感じる。
・・・ そして、そんな彼女にも「救い」が訪れる。
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by Hhisamoto | 2009-11-01 12:57 | ■えせ文化人(本、映画・・)