東急Bunkamuraのル・シネマで観た映画。 存在そのものがセクシーなこの女優が、主演のシャーリーズ・セロン。
セロンが演じるシルビアは、洒落た海辺のレストランでやり手の女マネージャーとして働いているが、私生活ではセックスに溺れ、自傷行為を続けている女性。 その自傷行為の理由が母親から始まる深い過去にある、という話し。
人間が罪の意識を持ってしまった場合、その溝を埋めるために自分を傷つける行為に走ることがよく理解できるストーリーだ。
愛していた自分の母親を死に至らしめた10代の彼女が、ライターの火で自分の手首を焼くシーンがある。 自分にライターの火をかざしながら、「こんなものは熱くない」と醒めた表情を崩さない場面が印象的だった。 人間というのは「心」の部分のウエイトが大きい動物だとあらためて感じる。
・・・ そして、そんな彼女にも「救い」が訪れる。