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映画 『幸せのレシピ』

桜に代わってハナミズキの街路樹がきれいに咲くこの季節がいい。 
ハナミズキに象徴される春と夏の間のこの季節が好きだし、突然ぶり返してきた寒さもおさまり、この週末は天気もよくなりホッとした。 また、ハナミズキは、日本がワシントンシティに桜を送ったお礼に受けた樹であることを妻から聞き、桜に劣らない返礼をするとは「ワシントンシティも、なかなかやるなぁ~」と勝手な思いをめぐらせた。

映画 『幸せのレシピ』_e0028123_22225570.jpg(少し古いけれど)そんな春にふさわしい、あたたかく優しい映画 『幸せのレシピ』 を観た。 英語名は(No Reservations)。 2007年のスコット・ヒックス監督のアメリカ映画。 2001年のドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のリメイク作品だそうだ。

マンハッタンの高級レストランで女シェフ「ケイト」を演じるのはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。 年齢を重ねてますます魅力が膨らむような女性だ。 

たとえアメリカであっても高級レストランのマスターシェフに女性はめったにないだろうと思われるが、その厳しいレストランの厨房の世界は妥協なくきっちりと描いている。 目が回るほど忙しい厨房で、考えられないような緻密でデリケートな味を皿の上に表現していく仕事。 部下への指示・差配も的確で予断の入る隙間を許さない。 もし女性シェフが存在するとしたら、たしかにこのようなレベルの高さが必要なのだろうな、と思ってします。

レストランの厨房モノ(そんなジャンルはないだろうけど)は、個々の人間性が著しく表れるのでとても好きだ。
by Hhisamoto | 2010-04-24 23:44 | ■えせ文化人(本、映画・・)
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