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日本女子オープン選手権の宮里藍、諸見里しのぶ、不動裕理

10/2(日)宮里藍が、メジャーの大会第38回日本女子オープン選手権で、通算5アンダーの283で初優勝した。 20歳3カ月での優勝となり、樋口久子の23歳2カ月を上回る史上最年少記録とのこと。 また、宮里はツアー通算10勝目となったのも最年少記録だそうだ。

記録はもちろんみごとだが、私が感じ入ったのは宮里の華やかさだ。
大会の最終日には、新チャンピオンの宮里を見ようと、大会最多の2万1千人を超える大ギャラリーを集めての最終ラウンドとなったそうだが、圧巻は最終18番ホールだ。 主催者がフェアウェイを開放し、ギャラリーが一斉にコースになだれ込み、宮里の後ろを共に歩き始めるというシーンができた。 真紅のゴルフウェアに身を包んだ宮里が18番ホールへ向かう姿を、カメラワークが真正面から大きくフォーカスすると、その肩越しから大ギャラリーの群像が歩調を合わせるかのように追随する絵となった。 前方のクラブハウスからは、勝利を確信したジャンヌ・ダルクを先頭に、大軍が凱旋してきたかのようにも見えたのではないだろうか。 日本でこんな映画のようなゴルフシーンを見せてもらえるとは思わなかった。

日本女子オープン選手権の宮里藍、諸見里しのぶ、不動裕理_e0028123_21542241.jpgまた、通算イーブンパーで5位に入ったのが諸見里しのぶ19歳だ。 この子、なんとプロデビュー戦がこのメジャー大会で、しかも5位に入った。 マスコミ諸氏は、「ホロ苦いプロデビュー戦となった..」と書くが、あのダイナミックなプレーとこの成績になぜ苦言が寄せられるのか、私には理解できない。 宮里藍との比較なのかもしれないが、決して引けをとるものではないと思う。 インタビューでは「初めてのお給料が楽しみ」と可愛らしいことも言うらしい。 バレーボールの益子直美が20歳を越えてからどんどん美しくなったように、諸見里のルックスはますます洗練されて美しく成長していくだろう。 

前年度チャンピオンの不動裕理は、通算10オーバー21位タイに終わった。
しかし後輩に座を譲る歳でもないし、まだまだ活躍してくれると思う。 この人はルックス云々ではなく、スポーツに対して勝負する人間としての真摯なものを見せてくれる傑出したすばらしいプレーヤーだと思う。 その魅力は若手のそれとはまったく種類の違う興味深いものだ。 このまま若手の時代がくると思ったら大間違いだ。 面白い!
by Hhisamoto | 2005-10-08 22:59 | ■おやじスポーツ
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