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サウスポーの謎 【後編】

「左」利きについて調べると、実にいろいろな説にまみれている。
興味深い統計もある。
時代、人種、文明を問わず、左利きの人口はおおむね一割だという。

サウスポーの謎 【後編】_e0028123_16501175.jpg話題の本「ダ・ヴィンチ・コード」にも書かれているが、歴史的な観点からすると、フランスとイタリアでは、「右」は正義や機敏さを表したのに対して、教会と敵対するものの象徴を「左」と称し、魔女狩りの名残りを思わせる不吉なものを表したそうだ。 インドでも、右手は食事をするために使い、左手は尻を拭く時に使う「不浄」な側とされることはよく聞く話しだ。 いずれも宗教観から来ているようで、タロットカードでも神様は右手に剣を持ち、悪魔は左手に剣を持っているそうだ。
もう少し医学的な見解として、左脳・右脳と結びつける考え方がある。
左脳は主に言語や論理を扱い、右脳は空間の把握や音楽を扱うとされていることから、人間が成長し、社会生活をしていくにつれて、どうしても論理的な思考が必要となるので、左脳重視の身体が形成される。 したがって、右利きがしかるべき多数派とされる考え方だ。 しかし、この「左利き=右脳型=感性の人」、「右利き=左脳型=論理の人」という方程式までいくと信憑性に乏しいらしい。 また、遺伝説などもあるが、一卵性双生児でも一人は右利き、もう一人が左利きになる子供がいることからも否定されている。 

要するに、科学的にはいまだ解明されていない『謎』なのだ!
人間は、生まれてきた時点で白紙ではないことになる。

そうなると、がぜん強いのは、『江原啓之』先生のスピリチュアルな解釈だろう。
「左利きなのは、前世から引き継いだものなのだ。 左を使うには、それだけの理由が前世にあるのだ・・」ということになる。 (江原さんが言っていたのではありません。)

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しばらくの間、うちの嫁さんは娘に対して右を使うように促していたそうだが、左を使っている時に比べ、子供がストレスを感じていることに、ふと気づいたそうだ。 それ以降、あまり無理強いをせずにいたら、結局、箸を使うのは右、それ以外は左を使う小学1年生となった。
by Hhisamoto | 2006-05-10 16:40 | My room
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