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早稲田実業の優勝

第88回の夏の甲子園は、8月20日の決勝戦を15回引き分け延長まで戦い抜き、21日の再試合でやっと早実の優勝で決着がつく形となった。 早実は、私の住む国分寺に移転して5年、しかも今は男女共学の人気校で、昔の汗臭い男子校のイメージはもうない。 私の知人の家庭にも通うお子さんがいる。 

早実が4―3で駒大苫小牧を下して初優勝するまで、田中・斎藤の両投手の投げ合いは壮絶と表現される戦いとなった。 折りしも、ガンと闘う早実の大先輩王貞治からの応援コメントがあり、また選手からは、偉大な先輩たちの夢をかなえることを目指すとコメントされた。

9回の裏は、駒大苫小牧が1点差まで追い上げて、早実の応援団を凍りつかせた。 そして、2アウトでむかえた最後のバッターは田中となり、斎藤-田中の直接対決となる。 どこまでも劇的に盛り上がる試合だった。 

早稲田実業の優勝_e0028123_2054824.jpg高校野球を見ていると、一つのことに打ち込む純粋さが際立ち、単純に感動させられる。 引きこもりやいじめの問題などは、しばしその存在を忘れてしまいそうだ。 (おじさんと言われてもいいと開き直れば)スタンドから応援する女子生徒のなんと清々しくかわいらしいことか。 これでも援助交際などという問題は存在するのだろうか? と、楽観してしまいそうだ。    

NHKのドキュメントを見ていたら、注目されている早実の斎藤投手の影で努力した白川捕手の話しがあった。 ピッチャーからコンバートされた白川は、当初、斎藤の低めにくる変化球が捕球できずに後逸しては負け試合をつくっていた。 毎日の居残り特訓でそれを克服し、自信を持つようになる姿が印象的だった。

早実ナインは24日に、初優勝した報告をするため、東京都庁の石原慎太郎知事を訪問したそうだが、脂ぎった政治家に近づき過ぎて汚れたりしないように気をつけてほしい。
by Hhisamoto | 2006-08-23 07:54 | ■おやじスポーツ
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