私は子どもを叱ることがある。 時にかなり強く叱る。
母親の叱る頻度に比べれば、私の叱る機会はほとんどないと言えるほどに少ないので、叱る時はきっちりと妥協なく伝えたいと思ってしまうのだろう。 娘なので手こそ上げないが、大声で怒鳴ることがある。 こういった叱るという行為は、子どもに抑止の臨界点を植えつける行為に他ならないのかなあ、と思うことがある。 いい意味でも、悪い意味でもだ。 いい意味で捉えれば、どこまでが社会的に、あるいは人間関係の上で許される範囲なのか、という常識の形成に結びつき、また、危険な領域に対しては、警戒心をもって臨む知恵となってくれればと思う。 マイナス面もあると思う。 本人がもっと高く跳べるはずだ、もっと早く走れるのではないか、と無意識のうちに高みにチャレンジできるはずだったものを、『意識をさせる』というブレーキを与えているのではないか。 親の常識的な線というものを植え付けてしまい、その近辺に近づいた時、なぜかブレーキを踏んで、スピードを落としてしまうとしたら、それも考えものだ。 子どもとの接し方は、考えはじめると限がない。 そんなことを思いながら神戸・三宮駅を降りて、フラワーロードからアーケードのあるセンター街を探していると、目的の『いっとっ亭』が見つかった。 雑誌によれば、三宮『いっとっ亭』のメニューはビーフカレー¥650のみ。 これに全力を注ぐ潔さが見えるという力強い紹介文があった。 奇をてらうことなく、ベーシックなカレーそのものがおいしくて、広く愛される味を持っていなければ、この一品勝負というものはできない。 だから、私はとても興味を引かれる。 出張でこの神戸に降り立つことがあったら、ぜひ食べてみたかった。 店内はカウンターのみ11席。 白い土壁がきれいで清潔感ある内装。 カウンターには、酢漬けのニンジン、キュウリと、らっきょ、福神漬けが、自由に食べられるように置かれている。 15種のスパイスを駆使したカレーは一刀さんという方が17年かけてたどり着いた味とのこと。 ビーフのバラ肉がしっかり活きていて美味しかった。
by Hhisamoto
| 2006-11-18 22:28
| ■B級グルメ
|
カテゴリ
プロフィール
住み家: 東京都国分寺市
生まれ: 1959年 しし座 大切にしている言葉: 「吾、唯足るを知る」 探しているモノ: おいしいカレーライス 求めているモノ: ホンモノ、魂のある言葉 以前の記事
2011年 09月 2011年 08月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 06月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||